熊本地震から5年……熊本城の瓦のかけらを入れ、当時使用されたブルーシートで包んだ御守が話題に(1/2 ページ)
復興支援につながる御守です。
熊本地震で被災した熊本城の瓦のかけらを入れ、当時使われていたブルーシートで包んだ「熊本城瓦御守」がネットで話題になっています。2016年4月14日に発生した地震から5年、御守を作ることで復興支援につながる取り組みに注目です。
「熊本城瓦御守」は、加藤清正を祀った加藤神社で「復興祈願」を祈祷したもの。そのままではごみとなってしまう、災害復興のためのブルーシートの再利用を意図した御守です。熊本城の売店などで販売したところ、安全・安心を祈る心願成就の品として人気を集めました。また「二度と落ちない瓦」ということで受験生にも好評なのだとか。なお、熊本城は天守が復旧し、4月26日から内部が一般公開される予定です。
この御守を企画したのは、クリエイティブの力を使って復興支援を行おうとする団体「BRIDGE KUMAMOTO」。売り上げの一部を熊本城の復旧費用に充てています。実際にお守りを作っているのは、熊本市にある障がい者の作業所「トイロハンドワークス」。購入によって、熊本の復興支援と、障がいのある人たちの働く機会を担保することにもつながる御守です。
御守はオンラインの熊本城売店でも販売されており、価格は1320円(税込)。現在は品切れとなっていますが、4月17日に在庫が復活する予定とのこと。現在も数百キロ単位の瓦の在庫があり、当面の間は生産を続けるそうです。
この御守に対してTwitter上では、「もうさーーーーこういうのさーーーーー!!! 願いじゃん…」「一瞬で泣いてしまうこんなん」「最高だなぁ、再利用素晴らしい。震災後の壊れた状態の熊本城に行ったから、今度こそきれいな姿を見に行きたい」といった声が寄せられています。
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