サッカー日本代表・浅野拓磨、所属チームとの契約解除を発表　理由は「度重なる給与等の未払い」（1/2 ページ）

　サッカー日本代表の浅野拓磨選手が5月2日、セルビア1部の所属チーム「パルチザン・ベオグラード」との選手契約を解除したことを発表。主な理由は、チームの度重なる給与の未払いだとしています。

　リーグ戦の途中ながら、突然の契約解除を発表した浅野選手。度重なる給与などの未払いで現在も相当額の未払金があることを明かしており、「それに対する不誠実な対応によりクラブからのリスペクトを感じられなくなってしまった」とチームの対応に問題があったことを決断理由として挙げています。

　今季は33試合に出場し、欧州1部で日本人最多となる18ゴールを挙げるなどチームのエースとして活躍していた浅野選手。約2年半プレーしたチームに対して、「パルチザンは自分にサッカー選手としてのチャンスを与えてくれたクラブであり、とても大切なクラブです」「ベオグラードで出逢った全ての人に感謝しています」などチーム関係者やサポーターへの思いもつづりました。

　現地サポーターからは、「あなたはここでプレーした中で最高の外国人プレーヤーの1人でした。こんな終わり方は本当に悲しいです」「あなたが去ってしまうのはとても残念です…。このような扱いをしたクラブ経営陣は恥じてください」など浅野選手の退団を惜しむ声や、チームへの怒りをあらわにしたコメントが続々。日本人サポーターからは、「どこのチームに行っても応援してます」「次のステージでのさらなる飛躍を楽しみにしています」など今後の活躍を期待する声が多くあがっています。

　また、「パルチザン・ベオグラード」側も公式サイトを通じて声明を発表。浅野選手の退団を、根拠のない退団と契約条項の違反とし、FIFAの管轄機関に対して訴訟を起こすことを伝えています。