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【気付いちゃうとモヤッとする言葉】実は真逆の意味がある「見切れる」(1/2 ページ)
業界用語としても知られていますが、指示があべこべに伝わってしまう可能性があるもよう。
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ねとらぼ読者から、日常の中のモヤッとするフレーズを募集する読者投稿企画。今回は「気付いちゃった人だけモヤッとする日本語」編として「見切れる」の意味がややこしくて困っているという声をご紹介します。
モヤッとする言葉「見切れる」(匿名希望さん)
本当は「写ってはいけないものが写ってしまうこと」なのに、画角からはみ出て切れているという正反対の意味で使う人がいて、モヤッとします。
動画や写真の撮影、Webページのレイアウトなどいろいろなところで「見切れてるから直して」と言われてトリミングすると、反対の意味の指示だったりします。
編集部による補足:「見切れる」の意味
デジタル大辞泉によると「見切れる」には2つの意味があるとのこと。1つはテレビ放送や演劇などで「裏方スタッフが見切れる」のように、「本来見えてはいけないものが見えてしまう」という意味。もう1つは「集合写真で端の人が見切れる」のように、「全体が収まらず、一部が切れている」という意味。
つまり、「見切れる」はミスに関連した言葉なのですが、「見えちゃった」「見えなかった」という真逆のパターンを指す可能性があるというわけ。放送、演劇などの業界用語としても知られているのですが、このような状況だと指示の意味が分かりにくくなり、仕事中に困ってしまうのでは?
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どちらの意味も国語辞典に載るくらい広まっている以上、「こちらが正しい使い方/あちらは誤用」と断定するのは難しいと思われます。ちなみに、Web上で公開されている各種業界用語集では前者の意味(見えてはいけないものが見えてしまう)で紹介されていることが多いようです。
本企画では、読者の皆さまからの投稿をお待ちしております。
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