勇者 VS 戦乙女 VS 社畜!!! 英霊たちとのバトルを余裕で勝ち抜く現代人の漫画に目から汗が……(1/2 ページ)
こんなに悲しい「また俺なんかやっちゃいました?」は他にない……。
「これから与える試練…勝ち残れたもの1人に転生する権利をさずける!!」――死者たちの世界で始まった異能バトルを描く漫画のオチが、思わぬ方向のダークさで話題になっています。あれ、泣けてきたぞ……。
女神が用意した千載一遇の転生のチャンスに死者たちは色めき立ちますが、これは数々の“異世界の英雄”たちも参加する凄絶な争い。それ以外の人々は「どうやって渡り合えば……」と、勝ち目のない戦いに頭を抱えます。そしてそこには、「まあ僕は無理だな(テキトーに気配消しとこ…)」と最初から諦めるスーツ姿の男子も……。
ついに始まった女神の試練。それは「すし詰め」「理不尽な叱責」「無意味なリテイク」という、どちらかというと精神面を激しく消耗するものばかり。これには英雄たちも「人間の…することじゃ…」と全員倒れてしまいますが、ただ1人だけ耐え抜いたものがいました。そう、彼はあのスーツ男子……!
元サラリーマンの彼は「試練っていつ始まるんですか?」と、無自覚な最強主人公にありがちなセリフで周囲をざわつかせ、「現世よりたいしたことありませんでした」と笑顔で優勝するのでした。どんだけブラックで地獄な現世だったの……。
作者は、『出禁探偵』『明日世界滅亡しないかな』などの作品を手掛けた漫画家の屋乃啓人(@chimairasuzuki)さん。Twitterとpixivでさまざまな創作漫画を公開しており、以前には「フリマで恋人を買う話」が話題になりました(関連記事)。
コメントでは、ギャグのようで切ないオチに「あれっ、笑えないぞ?」「現代日本人の闇…」と複雑な気持ちになる声から、「凄い観点で描かれた漫画ですね!考えもしませんでした!」や「ここまで辛い『俺なんかやっちゃいました?』は嫌だ」の声、さらに優勝した彼の今後を思い「よかった、生き返りじゃなくて転生だった……」と安堵する声も上がっています。どうか転生後は幸せな人生であって欲しい……。
作品提供:屋乃啓人(@chimairasuzuki)さん
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