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「いまめちゃくちゃ本屋さんに行きたい」 店頭で本を探す楽しさを描いた漫画への共感が止まらない(1/2 ページ)

普段は読まないジャンルの本と偶然出会えるのが、書店の楽しみ。

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 「いまめちゃくちゃ本屋さんに行きたい」と思いの丈を描いた漫画が話題になっています。投稿したのは漫画家の清水幸詩郎(@smzk013)さん。

本屋さんへの想いが詰まった「いまめちゃくちゃ本屋さんに行きたいっていう日記」

 

1万円ぜんぶを本に使うという快感!

 インドア派の清水さんですが、現在、「なるだけでかい本屋に行きたい!!」とのことで原稿も手につかなくなるほど(?)の様子。かつては行き詰まると本屋に行き、直感的に目についた本を1万円くらい買っていたそうです。本好きならではのリフレッシュ方法ですね。

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インドア派のはずなのに、今、猛烈に行きたい場所、それは本屋。

 「本ならオンラインで買える」と思われがちですが、清水さんが楽しみにしているのは本との偶然の出会い。大きな本屋では珍しい図鑑や写真集、普段は読まないジャンルの参考書が売られているからです。

漫画のジャングルから己の力で面白い本を発見する喜び!

 また、清水さんはジャングルのようにたくさんの漫画が並ぶ棚からタイトルとあらすじを見て気に入った漫画を探したり、レンタルビデオ店で前情報なしで気になる映画を見つけるという楽しみ方をしていたそうです。おすすめやレビューを参考にせず、自分の感覚や偶然でお気に入りを見つけ出すというのが醍醐味(だいごみ)なんですね。 

失敗も含めて楽しみ
紙の本を買ったからこそできる「積読」

 そのようにして買った本は一気に読み切れないので、すぐ手に取れるところに置いておきます。気付いたときにパラパラ眺めるように読むと、意外な発見があるので「自分は紙の本が大好きだ」とのこと。書店で直感を頼りに見つけた本を、自宅でじっくり消化する楽しみもあるようです。 

 投稿された漫画には「分かる」「自分のことかと思った」など、共感の声が多数寄せられていました。清水さん同様、ふだん出会わないようなジャンルやたくさん本の中から、お気に入りを探し出すのが好きな人が多くいることが分かります。

 また、外出を自粛せざるを得ない今、「本屋に行きたい!」と書店への思いを募らせている人も少なくない様子。電車など公共交通機関で大きな書店がある街まで行く、時間を気にせず欲しい本を探すなど、当たり前だったことがコロナ禍で難しくなり、より輝いて見えるのかもしれません。

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今年2月に発売された「社畜ねこ」1巻

 清水さんは、「今日も朝から家に帰りたい…」と思いながらも、毎日がんばって出社するねこが主人公の『社畜ねこ』を執筆。現在、単行本の1巻が発売中です。

作品提供:清水幸詩郎(@smzk013)さん

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