「ヘルメット任意」電動キックボードシェア「LUUP」が大阪でサービス開始 大阪市内7カ所、10台でスタート(1/2 ページ)
東京に続き大阪でも。
電動キックボードシェアサービスのLUUP(関連記事)が5月20日、大阪エリアでもサービスを開始しました。大阪市内でまず10台を配備して展開します。
電動キックボードは、電動モーターとバッテリーを内蔵した、立ち乗り型で街内のちょっとした移動シーンに向けた乗りもの。玩具・レジャー用途のほか、高齢化や過疎化に伴う地域住民の交通手段として、街の手軽な移動手段として、歩くには少し遠い“ラストワンマイル”を埋める新たな移動手段としての普及も期待されています。
一般的に車両は「第一種原動機付自転車」に区分され、必要灯火類などを備えてナンバーを取得し、ヘルメット着用など法規則を順守した上で公道を走れます。
同社は国の新事業特例制度認定を受け、最高時速15キロ制限、ヘルメット着用は任意などの条件をふまえた特例下でシェアサービスを運用。2021年4月に東京都でサービスを開始しました(関連記事)。
今回の大阪エリアでの展開も実証実験を兼ね、西日本旅客鉄道(JR西日本)と共同で安全講習会を行いながらサービスの土壌を形成していく考えです。
拠点はまず、大阪駅中央北口、天王寺駅、森ノ宮駅北口、森ノ宮駅南口、大阪城公園駅、桜ノ宮駅、南海なんば西口の7か所から。料金は初乗り10分110円、以降16.5円/分(税込)。料金に対物、対人賠償保険も含まれます。
利用は専用拠点(ポート)とスマホアプリにて。初回利用前に専用アプリの「LUUP」から運転免許証の登録と走行確認テストの満点合格を行うことで貸し出し予約が行えます。
実証実験によって安全性を段階的に確認しつつ、2021年夏をめどに利用可能ポートと配備台数を拡充するとしています。併せて同社は5月24日、2020年より展開する電動アシスト自転車のシェアサービスで 「安全性や街との共存性が確認できた」とし、東京都渋谷区と連携協定を結んでいます。
(カナブンさん)
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