悪党を成敗して立ち去る → 「お会計してください！」　鬼メンタルな団子屋の娘と浪人の漫画に爆笑（1/2 ページ）

　団子屋の娘に絡む悪党を成敗し「礼はもうもらった」と、団子の会計分だけで済ませかっこよく去る浪人。時代劇の定番シーンですが、団子屋がこの状態から会計を求めてくる鬼メンタルの持ち主だったら……。　そんなシチュエーションを描いた漫画が、その後の展開の勢いもとんでもないことになっており人気です。団子屋、ただ者ではない。

　悪党を打ち負かし、「団子たいへん美味であった、ごちそうさん……」と団子屋を後にする浪人。団子屋の娘に呼び止められても「名乗るほどの者でもござらぬ」と立ち去ろうとしますが、やはり呼び止められました。とうとう団子屋の娘は浪人の肩をつかみ、渋い顔で言います。「食べた団子のお会計は？」。浪人「えー？　もうそれよくねー？」。

　実は浪人、食後に財布をなくしていたことに気付き、そこに悪党が来て成敗したため会計を礼代わりに去ろうとしていたのです。「さっきの悪党が借りを百億万倍にして返しに来ると言ってたので後を追う」とどうにかごまかして逃げようとしますが、「百億万人来たら団子を食べさせてあげて、百億万人分の会計をする」とのこと。強い……。

　そんな人数相手に会計できないだろ……と思ったら、この団子屋は以前大名行列相手に会計をしたことがあったことが判明。会計に対する異常な情熱をかける理由を聞いてみると、以前会計をせずに帰ってしまった客がおり惨めな思いをしたからだったのでした。なおその客とはペリー。帰ったのは海の向こうです。話のスケールが海よりでかい。

　もはや会計をごまかすのは無理と踏んだ浪人、ついにダッシュで逃げ出します。が、クラウチングスタートを切った団子屋の娘、余裕で追い付き前に回ってサザエさんのエンディングみたいな動きで会計を迫ってきました。観念した浪人、財布をなくし金がないことを白状します。果たして許してもらえるのか……そのオチは、ぜひ漫画を読んで確認してみてください。

　この漫画を公開したのは、ウンポーコさん（＠unpocooo）。この団子屋漫画は、『ジャンプSQ.CROWN 2017 SUMMER』に読み切り掲載された作品です。

作品提供：ウンポーコさん（＠unpocooo）