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幼馴染のお兄ちゃんの車に乗る漫画 2人の関係性を想像させる物語に心をつかまれる(1/2 ページ)
二人にとっての最良の距離感とは。
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傷心の女の子が、幼馴染(おさななじみ)のお兄ちゃんに空港まで送ってもらう漫画が、いろいろな方向で想像力を掻き立ててきます。
帰省先の実家からの帰り道。家族とのドライブが嫌いだった夏子は、幼馴染のお兄ちゃん・春ちゃんの運転する車で空港まで送ってもらうことになりました。
夏子は道すがら、浮気されたのを理由に彼氏と別れたことを明かします。そして、ドライブ嫌いになった原因でもある母親の怒り方と、自分の怒り方がそっくりだと気が付いて悲しくなり、春ちゃんと話せば、また昔みたいに「大丈夫になれる」と思い、春ちゃんに会うために帰省したのだと吐露しました。
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家族とのドライブとは違い、春ちゃんが運転する車は好きなのだという夏子。「いつか東京でドライブしよう」「頑張れ、夏子」と元気づけてくれる春ちゃんの言葉に、思わず涙ぐんでしまいつつも、ちょっとだけ前向きな気持を取り戻せたのでした。
空港へと向かうワンシーン、わずか4ページの内容ですが、相手の表情を伺いつつも交わることのない両者の視線、車外を眺める夏子と対になるように描写される春ちゃんの結婚指輪など、作中外の人生や関係性について、いろいろと思いを巡らせてしまう作品です。
作者は漫画家でイラストレーターのごめん(@gomendayo)さん。現在Webサイト「TREE」(講談社)で、読者の実話を短編小説・イラストにしていく企画『もしもフィクションになれたら』を連載中です。
作品提供:ごめん(@gomendayo)さん
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