Bリーグのハーフタイム、落語家・立川吉笑の“落語”にバスケファン「素晴らしかった」「吉笑さんの言葉に震えました」(1/2 ページ)
千葉ジェッツが3度目のファイナル挑戦で悲願のリーグ戦初優勝でした。
落語家の立川吉笑さんが6月1日、プロバスケットボールBリーグファイナル第3戦のハーフタイムに登場し、落語を披露しました。Bリーグにちなんだ落語とあって、ファンからは「バスケネタ満載で、ブースターの思いも代弁してくれるような内容で素晴らしかった」「いやバスケットのこと何にも分かんないのに引き込まれちゃった」と多くの反響が寄せられています。
Bリーグファイナルは、初代王者の宇都宮ブレックスと3度目のファイナル挑戦で悲願の初優勝を目指す千葉ジェッツが対戦しました。ともに1勝ずつをあげて、勝てば優勝となる第3戦。序盤から緊迫感ある攻防となり35-35の同点で前半を折り返します。
前半を終えてハーフタイムに突入すると、センターサークルに照明がともされ、エンドラインから出囃子をバックに立川吉笑さんが登場。センターサークル上にある座布団へ正座し、千葉ジェッツブースターの熊五郎と宇都宮ブレックスファンの八五郎がバスケ談義するネタを披露します。コロナ禍におけるファンの心情をつづったもので、落語の途中では会場に詰め掛けたファンから拍手が起きていました。
立川さんがBリーグで落語を披露するのは、横浜アリーナで行われた昨シーズン開幕戦以来。立川さんは一席を終えた後に「落語もバスケットボールも不要不急に位置付けられるかもしれませんが、スポーツや文化から自分自身が本当に救われてきたという印象です。多分この試合も誰かにとっては救いになり、生きる意味の一つになっているのではないか」とスポーツや文化が生きていく上で重要になると強調します。
落語を現地やオンラインで見ていたファンは「落語の後の吉笑さんの言葉に震えました」「上等な茶を一杯飲んだ気分。熱いモノを体に残しながら、少し緊張をほぐしてくれたような」とファンの心情を落語で表現した立川さんへ感動のコメントを送っていました。コロナ禍でも生きる意味を立川さんから教わった瞬間でしたね。
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