完璧すぎる同期社員と比べられパニックに 「敵」だと思っていた彼女が「最強の味方」だった漫画にじーん(1/2 ページ)
「やられる前にやれってことだ」と敵視していた相手の本音は……。
同期入社の社員がまさかのAIロボだった――ハイスペックAIロボットに負けまいと働く新入社員を描いたSF漫画が反響を呼んでいます。作者はイラストや漫画を投稿しているアヤ(@end___roll)さん。
コツコツと努力を重ねることが取り柄の新入社員の栗田さん。同期入社したAIロボのA子はハイスペックでかわいく、万能そうな社員です。完璧に仕事をこなして上司から褒められるA子の横で、コツコツ努力を続ける栗田さんは肩身の狭い思いをします。
上司から「『人間』がさ AIに負けるなんてあり得ないよなあ?」とイヤミを言われ、栗田さんは次第にA子を同期入社の仲間としてではなく敵対視するように。「A子にだけは負けないように」とがむしゃらに働き、心がすさんでいきます。そこへまるでとどめの一撃をくらわすように、上司はA子と比べて栗田さんの仕事ぶりを否定します。
上司の心ない一言を耳にしたA子は「部長の眼は節穴でしょうか?」と強烈な一言を皮切りに、「まともに部下のこと見てないんですか」とどとうのダメだし。成長のお手本としていた栗田さんのがんばりを挙げ、「私が『すごい』のなら それは お手本にしている栗田様が『すごい』からです」と明かします。
人間では気付かないほど細かい点まで記録して学習するAIロボの成長の秘密は、影で努力を続けていた栗田さんだったと分かる結末に、目立つ成果と同じように目立たない努力も大切であり、地道に努力する人がいるから他者は成長できるのだと考えさせられます。
AIロボットにダメだしされて、イヤミな上司が平謝りする姿にスカッとする爽快感も覚える作品です。
作品提供:アヤ(@end___roll)さん
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