JR西日本、オリジナルロゴを掲出した「大阪環状線60周年」列車を運行 6月11日から
ロゴにはオレンジ色の103系も!
1961年に開業した大阪環状線。西日本旅客鉄道(JR西日本)が大阪環状線開業60周年記念のオリジナルデザイン装飾列車を2021年6月11日から走らせます。
運行は大阪環状線とJRゆめ咲線。323系電車2編成の先頭と最後部車両の前面ガラス部、上部にオリジナルデザインの60周年記念ロゴを掲出します。実施は2021年6月11日から12月下旬まで。
ロゴマークには、大阪環状線を1969年から2017年まで48年間走っていたオレンジ色の名車両、103系電車(関連記事)と、2016年にデビューした現行323系電車の前面のイラストを並べて配置します。
「大阪駅で迷ったら1番線に行け」と言われたり、言われなかったり……
大阪環状線は大阪市内を一周する環状の路線で、環状運転する列車は全19駅、約40分で一周します。
ただその他都市の環状線であるJR山手線、名古屋市営地下鉄名城線、ディズニーリゾートラインなどと少し違い、実際に環状運転を行う列車は少なく、大和路線や阪和線、JRゆめ咲線(桜島線)といった他路線へ直通する列車が多くあります。普段利用する人は日常あたり前のことですが、慣れていない人は少し迷うことも珍しくありません。
大阪環状線は、もともと別会社が建設した大阪駅~天王寺駅(城東線)、天王寺駅~今宮駅(関西本線)、西九条駅~大阪駅(西成線)と、今宮駅から大阪港に通じる貨物線(大阪臨港線)をつなげるかたちで1961年4月25日に開通しました。
このときはまだ線路自体はがつながっておらず、西九条駅では地上と高架で乗り換えが必要でした。西九条駅の高架工事が完了し、実際に環状運転が始まったのは1964年3月22日のことです。
6月11日に開始するJR西日本の大阪環状線60周年企画では、そんな大阪環状線の歴史や大阪環状線内を走った歴代車両を紹介する催しも展開。ポスターを大阪駅、京橋駅、鶴橋駅、天王寺駅、新今宮駅、西九条駅などの阪環状線の主要駅に掲出します。2021年6月下旬には大阪環状線60周年記念の特設サイトもJR西日本の「おでかけネット」内に開設予定です。
(大泉勝彦)
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