大坂なおみ、恋人伴い授賞式で久々公の場 ヴィトンのドレスで堂々スピーチする姿に「励まされた」「五輪で優勝して」
「今年は本当につらかった、まだ終わってないけど」となおみ節。
テニスの大坂なおみ選手が7月12日、Instagramを更新。10日に米ニューヨークで行われたESPY賞授賞式に、恋人を伴い出席した際のスピーチ動画を投稿しました。大坂選手は6月に全仏選手権を棄権して以来、休養を宣言し表舞台から遠ざかっていました。
ESPY賞は、米スポーツ専門局「ESPN」がアスリートに贈るアワードで“スポーツ界のアカデミー賞”とも呼ばれる一大イベント。女性部門の最優秀アスリートに選ばれた大坂選手は、ルイヴィトンのドレス姿で出席すると「手短にまとめたいと思います。緊張しているので」とスピーチをスタート。6月にメンタルヘルスの悪化を理由に全仏選手権を棄権して以来の公の場となりましたが、終始穏やかな笑顔を見せています。
大坂選手は「今年は本当に、まだ終わっていないのだけれど、誰にとっても大変な年だったと思います」と年半ばにして2021年を総括。「テレビで見た顔がそこかしこに」と著名アスリートが一堂に会したことへ興奮を述べながら、受賞の喜びとファンや周囲への感謝を伝え、宣言通りあっという間にスピーチを終えました。
大坂選手の投稿へ、ファンから「おめでとう」「あなたのようなアスリートになりたい」と祝賀コメントが殺到。全仏選手権精神的な弱さをオープンにした大坂選手がスピーチする姿に「励まされた」「オリンピックで優勝して」との激励コメントが寄せられています。
なお、大坂選手は全仏オープン開催直前、「アスリートのメンタルヘルスを軽視している」と恒例の記者会見拒否を表明。賛否両論の大騒ぎとなったことで大会を棄権し、そもそも内気でメディア向きの性格ではなく取材対応がストレスだったことや、うつ病を公表していました(関連記事)。
本人は晴れの場でこの件を蒸し返すことはしませんでしたが、授賞式の司会を務めた俳優のアンソニー・マッキーが言及。「アベンジャーズ」シリーズで著名なマッキーは、式幕開けを飾るモノローグで取材を拒否し、罰金を課された件へ言及し「大坂なおみを罰する必要がどこにある? 彼女は自分の健康を優先しただけだ」と疑問を投げかけ、「スポーツは好きだけど、さっぱり分からない」と繰り返し皮肉りました。
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