怪談を小学生みたいに盛った“クソデカ怪異村”が違う意味で怖いと人気に 「5分に1回神を鎮める儀式」「盛り塩10トン」(1/2 ページ)
そこら中で怪異同士がバトルしてそう。
夏の定番の人気コンテンツである「怪談」で、定番ネタを盛りに盛ったネタを募って出来上がった“最強クソデカ怪異村”が別の意味で怖い狂った何かになっていると人気です。怪異より住人の方が怖い。
「洒落怖(しゃれにならないほど怖い話)文脈で最強の田舎を作ろう」と始まった初期案では、「子どもが毎年300人ぐらい連れて行かれる」「神を鎮める儀式が5分に1回行われる」など最初からクソデカ要素が満載。真面目な怪談が「ある村では毎年子どもが300人ぐらい連れて行かれてて……」で始まったら確実にしかめっ面になります。
ここから最強クソデカ怪異村をさらに最強でクソデカな怪異村にするため案を募ったところ多数の投稿があり、以下のようなクレイジー田舎が完成していったのでした。
- 村外れに廃病院が10個ぐらいあって外科内科放射線科麻酔科まで何でも幽霊がそろっている
- 彼岸の季節になると6万人の幽霊が海から陸にやってきて、山からは8万人ぐらいの霊が山の神に獣の肉体を与えられ帰ってくる。大体2万人ぐらい毎年連れて行かれる。
- 今は使われていないが毎日煙を上げる火葬場が100カ所ぐらいある
- 村の外には東京ドーム4個分の墓地が広がっている
- 道路の排水口1つにつきピエロが1人いる
- 村唯一の学校に700の不思議がある
- 毎日いけにえの儀式をやっている
- 髪が50メートルぐらい伸びる人形がある
- 家に1人以上怪異に詳しい老人がいる
- そこら中に壊してはいけない石の塚があって地雷みたいになってる
- 年間100人ぐらいテレビクルーとか大学サークルがやってきて調査中に行方不明になる
あくまでも怪異が済む田舎の村として盛られていきましたが、もはや大都市ぐらいの人口がいないと成り立たなそうな環境です。病院や火葬場に対して学校が少なすぎる。
この最強クソデカ怪異村発案者は、自称狐のケモ耳ジト目銀髪ロリのケモ耳ジト眼娘十四朗さん(@Jyuusirou)。ケモ耳ジト眼娘十四朗さんは最終的に出来上がった最強クソデカ怪異村について、「洒落怖にありがちな要素を詰め込んで数とか規模を大きくしたらめっちゃ怖い最強の村ができると思ったけど出来上がったのは異常な村人が怪異と戦う狂った村だった」「『田舎の原風景みたいな中に存在するこの世ならざる怪異』に恐怖を覚えるのであってあらゆるものをスケールアップして津波のように怪異に塗れさせても上質なホラーにはなり得ない」と締めくくっています。
画像提供:ケモ耳ジト眼娘十四朗さん(@Jyuusirou)
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