テレビから“格ゲーのラスボス”出てきた　渋谷でノーゲージ多段弾や全画面技をパなす漫画が格ゲーあるある満載（1/2 ページ）

　格ゲーのラスボスと一緒に渋谷を歩く漫画「ラスボスと一緒」が、格ゲープレイヤーにはとてもよく分かるネタ満載となっています。やっぱラスボスってすごい。

　家で1人格闘ゲームを遊ぶ、「平木雄」。ペットの猫「田吾作」がコントローラーをガチャガチャ触ったと思ったら、目の前によろいを着たでっかい外国人のおじさんが――格ゲーのラスボス「ガイア・フリージア」がいました。お互いに混乱してしまいますが、平木はガイアがテレビからぬるっと出てくるところをしっかり見てしまっていたのです。

　手から「ガイアパワー」を放ち平木を威圧するガイア。この力は強い人間が集まる“場”で発生するため彼は毎年格闘大会を開いており、またこの力を使って世界を牛耳る秘密結社を作り上げたのでした。格ゲーによくあるラスボスの設定だぁ……。

　すでに道着を着た日本の格闘家を葬ったというガイア。だんだんと状況を理解してきたところで、平木を自分が元いた世界の秘書「マーリン」の代わりに、田吾作をペットの黒豹「ロデムン」の代わりにしてしまいました。平木と田吾作を引き連れ渋谷に出向くと、ガイアパワーを集めるための格闘大会を開く下見を始めます。行動の全てがラスボスっぽい。

　しかし下見中、街の不良に絡まれてしまう平木。すると自分の秘書に手を出すことは許さぬと、ガイアが不良に飛び道具「ガイアボール」を1度に2発飛ばして吹き飛ばします。ラスボスなので余裕のノーゲージ多段弾。

　今度は仲間を呼び、複数人でガイアを取り囲む不良たち。すると今後は体から光を放つ「セラフィックフラッシュ」で一網打尽にしてしまうのでした。そう、ラスボスの特権全画面攻撃です。強い。

　この漫画を公開したのは、漫画家の蒼木雅彦さん（＠aokimasahiko）。KADOKAWA ComicHuで『THE KING OF FANTASY 八神庵の異世界無双 月を見るたび思い出せ！』を連載中です。

作品提供：蒼木雅彦さん（＠aokimasahiko）