隠し扉の奥にハウルみたいな映画の世界 カルシファーが飛び出しそうな長野のレストランが話題、運営者に狙いを聞いた(1/2 ページ)
インディ・ジョーンズを思わせる、遺跡風のバーも。
床の隠し扉から階段を下りると、そこは映画「ハウルの動く城」を思わせる世界――。ワクワクの仕掛けが盛り込まれたレストラン、「猫まち駅舎」(長野県須坂市村山)が話題です。
長野電鉄村山駅付近の、踏切そばにたたずむ古民家カフェ。表向きはアンティーク基調の落ち着いた空間ですが、隠し扉の先へ進むと、別の顔を現します。ムードたっぷりのかまどや、しゃれた帽子が並ぶ様が、饒舌にしゃべるカルシファーや、ソフィーの針仕事を思い出させます。
窓の外に電車が通るのどかな景色もあって、Twitterでは「住みたい」「外から眺めて気にはなっていたけど、中はこんな店だったの!?」「ここで分厚いベーコンエッグ食べたい」などと好評。編集部は運営者のSTUDIO SAYAPに、コンセプトなど詳細を聞きました。
猫まち駅舎は、レジャーが制限されるコロナ禍で、少しでもテーマパークの気分を味わえればとスタートした企画。猫の「ジャック」が、建物の奥に潜むといわれる伝説の財宝をこっそり発掘するために、カモフラージュとしてお昼はピザとハンバーガーのお店を営む――そんなバックボーンの下に作られています。
ジャックが苦心の末に黄金の財宝を発見する、物語の結末をイメージしたインディ・ジョーンズ風のバーも設置。ハウル風のエリアは、社長の趣味で設けられたといいます。
古民家のリノベーションを主とする同社は、常に古民家の可能性を追求しており、猫まち駅舎もその一環とのこと。「古民家=和風」だけでなく、ジブリ風にもディズニー風にも生かせると知ってもらうための、モデルルーム的な意味合いもあるそうです。
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