着物と出会って「常識」の苦しみから解放された 生き方が変わるきっかけを描いた着物愛好家の体験談漫画に共感の声(1/2 ページ)
着物を身につけることで感じた、今とは違う「常識」を持った社会。
着物との出会いで視野が広がった――着物のコーディネートの投稿や、レンタル着物店・着付け教室などで着物の魅力を発信しているりめいく屋キャンディ(@8Candy9)さんが、なぜ着物を広めようと思ったのかを振り返り、漫画に描いています。
「着物を広めたい」と言うと、たびたび「どうして」と聞かれるというキャンディさん。着物を広めたいと思った本質的な理由について思いをめぐらすうちに、着物との出会いを思い出しました。
キャンディさんは、かつて自分の意見が言えない内気な子どもでした。また、はやりものが好きになれず、周りが当たり前と思っていることを苦しく感じていました。
そんなとき、着付けを習い始めたキャンディさん。洋服と全く異なる着方や着心地に触れ、和服が当たり前だった時代には今とは違う常識の社会があったのだと実感します。常識も世の中も変わる、「今あるこの世界が全てじゃない」――と目の前がひらけたような気持ちになりました。
着物で街を歩くのはまだ少数派ですが、ほめてくれる人もいます。そんな時は、人と違っていい、自分の思う通り生きても大丈夫だと感じられたといいます。
キャンディさんにとって、着物は視野を広げ、自分を肯定するきっかけだったのです。着物を通して「こんな選択肢もあるよ」「自分を否定しなくても大丈夫だよ」と伝えていきたいと考えるキャンディさんでした。
漫画には着物を愛する人から多くの共感が寄せられていました。キャンディさんのほかにも、着物を着ることで自分らしく生きてもいいと思えたり、自信を持てるようになったりと、前向きな気持ちになれる人がたくさんいるようです。「着物を通して、生き方を学んだんだなぁ」というキャンディさんの言葉に、「素敵な考え」というコメントも寄せられました。
キャンディさんはTwitterのほか、Instagramでも、写真でおしゃれな着物の着こなしなどを発信しています。
作品提供:りめいく屋キャンディ(Twitter/Instagram)さん
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