女子会でデート内容を笑われた女性がその帰り道、自身の“幸せ”を再確認する漫画「今日は歩いて帰りたい」が読者の自己肯定感まで高めてくれます。作者はTwitterに漫画を投稿している「まるいがんも(@kenihare)」さん。
うつむき加減の暗い表情で、夜道をひとり歩くミカ。そんな気分になったきっかけは、直前の女子会で聞かれた1つの質問でした。「ミカっていっつもどんなデートしてんの?」。
「家で…好きなバンドの歌詞を深く考察してた…」。それはミカにとって普通のデートでしたが、他の3人には笑われてしまいます。「あのさーもうちょいなんかあるでしょ」「バえるとこ行くとか」「もっとさ、こう大人の付き合い方というかさ」。
早くひとりなりたくて、電車は使わず徒歩で帰ることにしたミカ。とぼとぼとうつむきがちに歩いていると、目の前にヘンテコな「飛出注意」の標識が立っていました。思わず写真を撮って彼氏に送ると……。
「!!それどこの?」「めっちゃ実物見たい!」「今度一緒に見に行こ!」。
興奮する彼氏の返信を見たミカは、満足そうに顔を上げて再びゆっくりと歩き出すのでした――私はこれでいいのだ……。
周囲の価値観と合わなくても、付き合っているふたりがお互いに幸せならばそれでいい。むしろ最高にステキなことなのだと思い出させてくれるラストの展開に、Twitterでは「とても沁みました」「理想のカップルでステキ」「憧れる仲」といった声が上がっています。ちなみに2人が漫画内で考察していた曲は、くるりの「ばらの花」。
まるいがんもさんはTwitterとnoteにて創作漫画とコミックエッセイを定期的に公開しています。定年退職した会社員が意外な贈りものをもらう漫画や(関連記事)、「離れた位置の妊婦さんにスマートな方法で席を譲る人」の漫画が話題になりました(関連記事)。
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