車いすレーサー・青木拓磨、ハンド操作仕様の「CBR1000RR-R」で鈴鹿をガチ攻め 時速270キロオーバーで現役当時の走りを見せつける(1/2 ページ)
WGPライダー時代そのままの熱い走りだ……!
元WGPライダーで車いすレーサーの青木拓磨さんが8月1日、自身のYouTubeチャンネル「青木拓磨のモータースポーツチャンネル」を更新。「CBR1000RR-R」の青木拓磨用特別仕様車で鈴鹿サーキットを快走した様子を披露しました。
青木さんが「僕が乗るために特別な装置を付けています」と紹介するのはモンスター級の性能を持つホンダの最上位スーパースポーツバイク・CBR1000RR-R(関連記事)のハンド操作仕様車。
青木さんはWGPライダーとして活躍していた24歳のとき、テスト走行中の不慮の事故で脊髄を損傷し、下半身不随に。しかし闘志や思いは当時のまま、いやそれ以上。先日フランスで行われた自動車レースル・マン24時間レースに参戦したり、「レン耐」(関連記事)をプロデュースしたりするほどアクティブにプロレーサーとして活動しています。
そんな青木さんはバイクでどんな走りを見せてくれるのでしょうか。
青木さんのハンド操作仕様車は、ハンドル部のスイッチ/レバーで足首の動きを再現する専用装置を備え、足で操作するギアシフトとリアブレーキは左手で操作します。手元のボタン操作で装置がシフトレバーを上げ下げし、物理的にギアシフトを行います。
「今から乗ります」とコースイン。アクセル一ひねりでエンジンがグォォンとうなりを上げてあっという間に時速270キロオーバー。親指でギアシフトボタンを操作しながら、WGP本レースのような熱い走りを見せてくれました。す、すごすぎる……!
ファンからも「私の世代のヒーローです」「これはスゴいとおもう!」「拓磨さん、かっこいいっす!」などのコメントが多く寄せられていました。
(カナブンさん)
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