マリトッツォ旋風ついに和食にも　シャリ＋ネギトロ＝「すしトッツォ」爆誕のきっかけを聞いた（1/2 ページ）

　渋谷 東急フードショーで「すしトッツォ」が発見されました。近頃、各地で魔改造が進むイタリア発祥のお菓子「マリトッツォ」。ついに和食の急先鋒、お寿司までもが陥落しました。クリームは??　クリームはどこいったー!?

　「すしトッツォ」は、ざっくり言えばネギトロ巻き。海苔に巻かれたご飯がマリトッツォ風に大きく口をあけ、どーんとたっぷりのネギトロがはさみこまれています。ネギトロの陰にはたくあんや漬けマグロも入っているとのことで、なんだかとってもおいしそうです。

　発売元は古市庵。9月1日よりKOICHI-AN CIAL横浜店、古市庵 渋谷東急フードショー店、うめだ阪急店にて販売しています。Twitterでの反響を受け、メニュー開発の経緯などを聞いてみました。

――　メニュー開発の経緯を教えてください。

古市庵：マリトッツォの派生品（和菓子やパン等）がいろいろ出てきていた中で、お寿司でも再現してみたら面白いのではないかと思い考えつきました。「すしトッツォ」の語呂が良かったという点もあります。

――　工夫した点、苦労した部分はありますか？

古市庵：最後まで食べ飽きることがないように、茎わさびを混ぜたシャリ、漬けにしたマグロ、食感のアクセントのたくあん、ねぎまぐろと、いろいろな味や食感が楽しめるように工夫しました。

　また、単に巻寿司用の海苔で包むだけでは海苔同士が重なる部分が多く、時間がたつと硬くなってしまいかみ切れないなどの問題がありました。解消するのに苦労しましたが、食べやすい海苔のサイズや包み方にもこだわり、インパクトのある商品に仕上げています。

――　売れ行きはいかがですか？

古市庵：原材料の在庫などの関係上、1日に多く作れる商品ではございませんが陳列した数はすべて売り切れております。

――　ネットでの反響を実感することはありましたか？

古市庵：若い女性のお客さまに多くご購入いただいておりますが、SNSで紹介されてからは、意外にもご年配の男性のお客さまがまとめて買って行かれる姿があり少し驚いております。

　発見者であるqooqleさんの投稿には11万件以上のいいねがついています。見た目のインパクトに加え、「すしトッツォ」の語呂の良さもツボだったようで「ねぎトッロォ」「読むとき一人で笑ってしまう。」「これは声に出して読みたい日本語でも上位に入ること間違いなしですね」といったリプライが寄せられていました。

画像提供：qooqle（@qooqle）さん、古市庵（@Koichian_T）

（高橋ホイコ）