嫌がる彼女に無理やりホラー映画を見せるモラハラ彼氏、と思いきや……? 不穏なカップルの漫画が意外な結末に(1/2 ページ)
なんだかんだでお似合いの2人。
2人で恋愛映画を見にいく約束だったのに、勝手にホラーへ変更してしまう彼氏……。不穏な始まりの漫画「見たいものが一緒の恋人」が、予想とは裏腹にほのぼのした展開です。2人の意見は食い違っているのに、「見たいものが一緒」とは……?
カップルの後ろの席に座っていたら、つい2人の会話が聞こえてしまった主人公の視点で、物語は進行します。カップルは交際2周年記念のデート中なのですが、見る映画を彼氏が強引に変えてしまったせいで、ちょっともめているようです。
記念日のデートだというのに、彼女の意見を無視し、しかも見せるのがホラー。自分勝手な彼氏を見て、主人公が「これが俗にいうモラハラ彼氏か…」と彼女に同情する中、映画はいよいよ始まります。
ところが開幕20分、目の前には恐怖に耳をふさぎ、彼女にすがりつく彼氏の姿が。その一方で、彼女の方は曇りひとつない笑顔で映画を楽しんでいます。ホラー嫌なんじゃなかったの……?
映画が幕を閉じ、彼女がかけた言葉は「だから“ケイくんが見たがってた恋愛映画”の方にすれば良かったのに」。実は、彼氏は彼女の好きなホラーを、苦手なのに無理して選んでいたのです。その理由は、「彼女の喜ぶ顔が見たかったから」――モラハラどころか、とても彼女思いの彼氏でした。
そんな彼に、彼女は「私だってケイくんの喜ぶ顔見たかったのに」とひと言。「見たいものが一緒」でお似合いの恋人たちを、主人公はこっそりスタンディングオベーションで祝福するのでした。
漫画を描いたのは、Twitterユーザーの楳本(@ume_boshi11)さん。この作品に対して読者からは「こんなの後ろで見てられるなんて 映画観るよか価値ありますね 恋愛映画も見てこの2人を見守りたい」「シンプルに好き」といった感想が寄せられています。
作品提供:楳本(@ume_boshi11)さん
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