初めてのナス料理で感じた“野菜の水気を切るにもレベルがある” レトルトのマーボーナスを作っていたら前髪が燃えたワケ(1/2 ページ)
「フライパンから1メートルほどの火柱」。
「お料理初心者だったころの失敗談」を伺う読者募集企画。今回は「ナスのアク抜き」のお話。油と相性の良い野菜ですが……火柱は怖いなあ。
連載企画:お料理初心者だったころのミス、教えてください
「知識や経験がなければうまくいかない」というのは、身近な家事にも当てはまる話。当たり前のようにこなしている人がたくさんいるからといって、簡単とは限りません。……というか、そういう人たちも失敗を重ねた結果、できるようになっただけなのかも。
そこで、いろいろな人から家事の中でも特にお料理の失敗談、つまずいたポイントを聞いてみて、暮らしのヒントにしようという企画です。
「水気を切るにもレベルがある」
「カレーや焼きそばは作れるけど、自炊してもお鍋程度」くらいの料理経験で、レトルトのマーボーナスを作ろうとしたときのお話です。
ナスの調理はその日が初めて。加熱前にアク抜きを行い、「ナスを水に浸す→ザルにあげてしばらく放置→ザルから直接フライパンに入れる」という工程で進めていったのですが、フライパンから1メートルほどの火柱が上がって前髪が燃えました。
後日、料理番組を見ていたらキッチンペーパーやふきんで野菜をふいていて、「水気を切るにもレベルがある」のだと知りました。
―― 「水分がついたままの食材をフライパンに入れたことで油が跳ねて、そこから引火してしまって……」みたいな感じだったんでしょうか。
その後、フライパンにフタをして火を止めて対処。しばらくそのまま立ちすくんでいた覚えがあります。火柱を目にしたのも初めてだったのですが、鎮火のために水をかけてしまう人の気持ちが分かったような気がしました。
―― その後、ナスを調理するときはどんな風に?
IHコンロになるまでナス料理は封印。現在は時々、ナスの揚げ浸しを作るのですが、水にさらすアク抜きはそもそもせず、オイルスクリーン(※)を使用しています。
※オイルスクリーン:油はね防止などに使われる、網目状のフタ。湯切り、水切りなどに利用できるとうたった製品もある。安いものだと数百円程度で売られているもよう。
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