「ガチャは古代の軍事兵器」「ガチャは生き物」 奇譚クラブが狂気“全部うその歴史ガチャドキュメンタリー”公開(1/2 ページ)
ガチャのカプセルは鉄球を入れて投げると人体に鉄球と同じダメージを与えられる殺人兵器なので即刻規制すべき。
カプセルトイの奇譚クラブが9月25日、創立15周年を迎えました。記念として現在さまざまなコンテンツやイベントを配信しているのですが、その1つとして公開された記念映像「カプセルトイの歴史」が「存在しない国が作った全部うそのガチャガチャのドキュメンタリー」という始まりから終わりまで1秒としてまともなシーンのないクレイジービデオとなっています。どういう15周年の祝い方なんだ。
動画は謎の国の謎の会社「チャンネル8」が制作したことになっており、古代編、近代編、未来編の3部構成。謎の歴史学者「G・G・ローリング」が「ポン・チョモス(こんにちは)」と謎の言語であいさつをするところから始まり、全てうそで構成された本格的なガチャの歴史ドキュメンタリーが繰り広げられます。
古代編によると、この国で見つかった「ポーン・チャ・ガーラ遺跡」により伝説だと思われていた「ガチャ文明」が実在していたことが分かったとのこと。神官によって玉に入れられたいけにえが、巨大ガチャからランダムで排出され運勢を占っていたのがガチャの始まりだそうです。その後いけにえの代わりに「金景子」や「願景子」「杯淵子」といった人形が使われるようになったということですが、順にキン消し、ガン消し、コップのフチ子ですねこれは……。
また、古代の軍事ガチャ兵器で最も有名のが古代ギリシャ「トロイアの木馬」であり、木馬から兵士がガチャ方式で排出されていたとのこと。その後ガチャは戦争の道具へと転用されていき、巨大なガチャから排出される兵士を入れた球体をカタパルト方式で敵の城内へ飛ばしていたとしています。見ているとだんだん頭がおかしくなってきそうです。
近代編はガチャが娯楽として発展した“奇妙な国”日本が舞台で、高橋名人とミニ四ファイターを合わせたようなガチャ名人「ガチャファイター廻」が昭和になり大ブームなっていたとのこと。アニメ化やコミックス化もされましたが、加熱するガチャアクションブームに追い付こうとファイターが発明した100円で3個のカプセルを排出させる必殺技「3個出し」が普通に違法行為で子どもからの支持を失ってしまったそうです。さらにファイター自身の女性問題により、ガチャブーム自体が急激に終息。駄目じゃんファイター。頼むよファイター。
未来編では、「反ガチャ団体」がガチャの危険性を啓もう。カプセルの中に鉄球を入れて人にぶつけると、鉄球と全く同じダメージを与えてしまう殺人兵器であるとある意味反論の難しい持論を展開します。さらに、このままでは10万年後にガチャをひねる手首と中身を確認する器官だけが発展したガチャ人間になってしまうといった危険性を涙ながらに訴えるのでした。ならねえよ。
さらに、ガチャ愛護団体が「カプセル排出は産卵なのでガチャは知性を持つ生き物、すぐにでも自然に返すべき」と訴えたり、謎の研究所が2030年には人間の知能を超えるといった謎の研究結果を発表。このままガチャが力をもつと人間がガチャに支配され、名前や仕事、住む家、出産、寿命すらガチャになってしまい、そんな未来が1日も早く来ることを願っているとしてます。願うんかい。
この映像の製作者は、映像作家の藤井亮さん(@ryofujii2000)。奇譚クラブから創立15周年の映像制作を依頼され「存在しない国が作った全部うそのガチャガチャのドキュメンタリー」を提案したところOkが出てしまい作成したということです。映像そのものから制作過程まで徹頭徹尾全てがおかしい記念映像、ぜひ1度御覧ください。ポン・チョモス!
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