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図工の「ある授業」が苦手な子ども 正解のない“自由”の難しさを描く漫画に考えさせられる(1/2 ページ)

誰しも悩んだことがある、自由の難しさ。

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 図工の「ある授業」が苦手な子どもを描いた漫画が、“自由”に悩んだ子どものころを思い出させる内容です。


何を作ったらいいのか分からない……!

 「街を作る」のが課題の小学校の図工の授業。生徒達が工作を始める中、横山君は何もできずに浮かない顔です。先生の「大丈夫?」という問いかけに、彼は「何つくったらいいかわかんない」とうつむきます。

 好きなように、自由に作っていいと言われますが、そう言われても分からないものは分からないのです。「自由ってこわいよ。だって、正解がないってことでしょ」

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正解のない“自由”の怖さ

 横山君が悩んでいると、突然、隣の子が作っていた大きな工作が倒れてきます。ぶつかったときに、彼女が作った小さな紙の犬をつぶしてしまった横山君。謝る彼に、彼女はどこかさみしそうに「いいよ」「その子ほんとはもういないから」。


壊してしまった犬の工作。実は……

 つぶれてしまった紙の犬が、彼女の死んでしまった飼い犬だったことに気付いた横山君ははさみを手に取ります。彼が何を作るのか、どんな答えを見つけたのか、その結末は漫画で見届けてください。


 自由に、好きに作っていい。それが得意な子もいれば、横山君のように苦手な子もいるでしょう。正解という明確な目標がないから、たどり着くべきゴールからまず見いださなければならない。夏休みの自由研究に悩んだ人にとっては、“自由”の難しさに頭を悩ませたあの頃を思い出すお話ではないでしょうか。

 作者は漫画家のかくたすずさん。Twitter(@cactuses_manga)や漫画投稿サイト「コミチ」でさまざまな創作漫画を公開しています。

作品提供:かくたすず(@cactuses_manga)さん

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