ニュース

「ひぇっ……!」と声が漏れる迫力 黒い蝶が座敷を覆うインスタレーションアート作品がホラーのよう

「不在」の意味を問いかける作品。

advertisement

 紙で作られた黒い蝶や蛾が空き家に舞う様子を表現したアート作品が、ホラーのような迫力を持ちながら、どこかもの悲しい雰囲気を帯びていて魅了されます。

 北陸怪談研究会(@HKwaidan)さんが撮影した、石川県珠洲市で開催の「奥能登国際芸術祭2020+」に展示された作品。昔ながらの日本らしい建物の中に、無数の黒い蝶や蛾が飛びまわっているように見えます。紙製の作品なので基本的には止まっているはずですが、羽ばたいているような動きを感じさせます。

 この作品はメキシコを拠点にアーティストとして活動するカルロス・アモラレスさんによる「黒い雲の家」。カルロスさんは自身の祖母を亡くして以来、「Black Cloud」と名付けた作品を各地のギャラリーで展示してきました。

advertisement

 今回の展示場所は空き家ですが、ギャラリー空間以外での制作は初めてのこと。能登半島の先端にある珠洲の空き家に展示されることで、うっそうとした世界観が際立っています。制作物を空間にインストールしてアート体験を提供する「インスタレーション」ならではの魅力です。

 Twitterにはゲームや漫画などのワンシーンのようだと感嘆する声がたくさん寄せられてる一方で、「怖い」や「好き」といった感想が混在しています。なかには「ここで百物語をやりたい…」という声も。多様な感想から、目を背けたくなるものの表現に踏み込んだ気概がうかがえます。

 「黒い雲の家」が展示されている奥能登国際芸術祭2020+は、珠洲市全域を会場に、さまざまなアート作品を展示するイベント。11月5日まで開催です。

画像提供:北陸怪談研究会(@HKwaidan)さん

海外での「Black Cloud」の展示

ミラノの個展「The Accursed Hour」で展示された「Black Cloud」(「1万5000匹の紙の黒蝶が建物内を舞う 幻想的でちょっとホラーなアート作品に引き込まれる」から)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
  10. 13歳少年「明日彼女に会うから……」 パパを説得してヘアカットへ→大変身した姿に「生まれ変わった」「全く別人みたい」【海外】