昔「むし歯は遺伝だよ」→今「基本的には生活習慣病だよ」 育児の昔の常識と新常識をまとめた「比較リスト」がためになる(1/2 ページ)
そのまま見せられるのがうれしい。
育児の常識は時代とともに変化していきますが、子育てを終えてしまうと新しい知識がアップデートされにくいもの。そこで、昔と今の常識をまとめた「祖父母の方に知ってほしい歯やお口の新しい常識」リストがTwitterで話題になっています。
このツイートを投稿したのは、日本補綴(ほてつ)歯科学会専門医の子育て歯磨きレシピ(@hamigaki_recipe)さん。子育て歯みがきレシピさんは、自身の子育てをきっかけに小児歯科の勉強を始め、子どもの歯みがき・歯・お口に関する情報をママ・パパ向けに分かりやすく発信しています。
育児の常識は、祖父母世代と現代の親世代では大きく異なります。この「祖父母の方に知ってほしい歯やお口の新しい常識」は、そんな世代間のギャップに対応した一覧表。歯やお口の常識と、離乳食や幼児食・おやつについて「昔の常識」と「今の常識」を並記し、理解を深められるようになっています。親世代から祖父母世代にそのまま見せられるのもうれしいですね。
例えば、昔は「母乳はむし歯になる」という考えが常識でしたが、今は「母乳に含まれる乳糖自体はむし歯になりにくく、離乳食後に丁寧な仕上げ磨きをすることが大切だ」という考えが常識となっています。このように、最新の見解と、昔の常識を見比べられるのがとても分かりやすいですね。
なお、子育て歯磨きレシピさんによると、2枚目の「赤ちゃんの歯が生えるのが遅く、(離乳食を)食べにくそうにしていたら、ゆっくり進めていいよ」とは、「離乳食の硬さや大きさを子どもに合わせて変え、育児書の月齢通りに進めなくてもいい」という意味だそうです。「食材を与える時期やその種類を遅らせてもいいよ」という意味ではない点に気をつけましょう。
Twitterでは、「祖父母世代との子育てギャップに苦しむ方も多いと聞くので…。そのまま見せられるのありがたい!」「情報は更新していかないといけないね」など、共感の声が上がっていました。
子育ての先輩である祖父母の意見はありがたいけれど、祖父母世代の常識は現代とは異なることが多いもの。このような一覧表があると、正しい知識を得られるだけでなく、祖父母との育児も円滑に進められそうですね。
画像提供:子育て歯みがきレシピ(@hamigaki_recipe)さん
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