「その発想は無かった」 チケットの一般発売を「eスポーツ」になぞらえたイラストに「アスリート」からの共感が集まる(1/2 ページ)
歴戦の猛者が多そうな種目。
人気アーティストのチケットを入手するのはいつの時代も大変なもの。窓口販売や電話販売のチケットが少なくなった今、その大変さを描いたイラストがTwitterで「わかりすぎる」「その発想は無かった」と話題になっています。
イラストの作者は川崎りょう(@r__y__o)さん。「チケット争奪戦が過酷すぎてよくわからない意識が芽生えてしまった猫ちゃん(バンギャ)」と題されたイラストには、バーらしきカウンターに座りながら、マスターに語りかける白い猫ちゃんが描かれています。その目はどこか遠くを見つめているようです。
「ねえマスター チケットを一般発売で買う時にはね、サイトに繋がるまでリロードを連打したり 0.1秒を争う精度で購入枚数を選択したり、それはもう大変なの。ふと思ったんだけど、これってもうすでにeスポーツなんじゃない? そうなの、あたしたちは『チケット購入(一般発売の部)』のアスリートなのよ」
気だるげな、しかし少し前のめりな猫ちゃんのセリフには、思い当たる節がある人も少なくないのではないでしょうか。まず、チケット発売開始時刻になったらチケットサイトのトップページに繋ごうとするも、アクセス集中で弾かれることが多々。つながったと思えば、決済情報を入力している間に予定枚数が終了……なんてこともザラです。
これに加えて、座席を自分で選択するタイプのものだと、他の人とかぶらないように、しかし少しでも前の席を選択する、という必要も出てきます。これは、猫ちゃんの言う通り「eスポーツ」と言っても過言じゃないかもしれない……!
このイラストを見た人からは、「事前に会員登録、個人情報入力 別ページからのアクセス、クレジット以外の決済の選択などeスポーツになる要素が多すぎる」「まさにそれは、勝つには相当の技術と運が要求される試合……」と白熱するチケット争奪戦の「スポーツ要素」に共感する声が。また、「1桁取るアスリートだったのか私」「鍛えすぎて 娘の受験のとき インターネット出願だったんだけど チケ取りのノリで受験番号001番を取ってしまったのは私です」と自身のアスリートの可能性に気づいた人からのコメントも少なからず見られました。
『チケット購入(一般発売の部)』、まだまだ隠れたアスリートが多そうな種目ですね。
画像提供:川崎りょう(@r__y__o)さん
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