イチロー、マリナーズ球団殿堂入りへ日米の野球ファンから祝福の声　オーナー「全会一致だ」「巧みな技でチームに貢献した」

　米メジャーリーグベースボール（MLB）アメリカンリーグ西地区の球団「シアトル・マリナーズ」が11月18日にInstagramを更新。かつてチームに選手として所属し、現在は会長つき特別補佐兼インストラクターを務める鈴木一郎（以下、イチロー）さんの同球団殿堂入りが決定したことを受け、数々の写真とともに、イチローさんの功績をたたえています。

　球団は「偉大なる経歴」とイチローさんをたたえ、選手時代の写真を公開。殿堂入りのセレモニーは2022年8月27日に行われる、クリーブランド・ガーディアンズとのホームゲーム前に開催されるとのことで、「イチローを祝福しよう」「我が球団の殿堂に新たな名が加わる」と喜ばしいメッセージを記しています。

　イチローさんは2000年にプロ野球「オリックス・ブルーウェーブ（現オリックス・バファローズ）」からマリナーズへ移籍し、翌年に日本人初の野手としてメジャーデビュー。同年のアメリカンリーグ新人王とMVPを受賞し、以降は10年連続でオールスターゲームに出場。2004年のシーズン262安打で84年ぶりのメジャー記録更新を果たし、2016年には日米通算3000本安打の快挙も遂げ、2019年に惜しまれつつ現役を引退しました。

　マリナーズの殿堂には、アルビン・デービスやジェイ・ビューナー、エドガー・マルティネス、ランディ・ジョンソン、ケン・グリフィーなどの名選手が名を連ねており、イチローさんは球団史上10人目の殿堂入りとなりました。今回のイチローさんの殿堂入りを受けて、球団取締役会長のジョン・スタントンは「イチローは自身の巧みな技でチームに貢献し、ファンの心をつかんだ」「殿堂入りは全会一致だといえる」と祝福。

　また、日米の多くのファンから「イチローのマリナーズのユニフォーム姿を見られて本当に幸せだった」「彼のプレーに何回胸を熱くさせられたか分からない」「心からおめでとうございます！」とお祝いの声が寄せられました。