「Juice=Juice」金澤朋子、卒コン直前インタビュー “本意ではない”卒業決断から、同期の言葉で未来を考えられるようになるまで(1/2 ページ)
2代目「ローズクォーツ」を予想してもらいました。
ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「Juice=Juice」は、11月24日にグループ初となる横浜アリーナでのコンサートを予定。約1年ぶりとなる単独公演は、現リーダー・金澤朋子さんにとっての卒業公演となり、映像配信サービス「ひかりTV」で独占生配信が予定されています。
圧倒的な歌唱力とビジュアルで2013年のグループ結成時から年長メンバーとしてJuice=Juiceを引っ張ってきた金澤さん。国内外で人気を博すグループにとってなくてはならない存在となる一方で、2016年1月に子宮内膜症をわずらっていることを公表。2021年9月には症状悪化のため一時芸能活動を休止すると、休養明けの10月、治療に専念するためグループおよびハロプロからの卒業を発表しました。
7月には3人の新メンバーが加入。今回、最初で最後となる10人体制での公演に挑み、金澤リーダーを送り出そうとするJuice=Juice。本番を控える中、金澤さんに加え、2017年加入の段原瑠々さん、加入したばかりの有澤一華さんに、目前に控えた公演への意気込みや今後の目標を聞きました。
10人のJuice=Juice最初で最後の大舞台 「金澤さんの姿を目に焼き付けながら、私たちもステージに立っていたい」
Juice=Juiceの単独公演は、宮本佳林さんの卒業公演(2020年12月)以来で約1年ぶり。この間はハロプロとして感染対策を徹底したコンサートツアーを開催したり、オンラインでのファンイベントを続けたりと新しい形でのアイドル活動を模索してきました。「いい思い出になった」と振り返る一方で、ファンへの心苦しさを明かしています。
ーー 今回はグループ初の横浜アリーナ公演で、配信も決まっています。1週間後に迫ってきたコンサートへ向け、意気込みをお聞かせください。
金澤朋子(以下、金澤) Juice=Juiceとして単独ライブを開催すること自体とても久しぶりで、しかも新メンバー3人が加入して、今の10人体制では最初で最後の単独ライブ。初の横浜アリーナ公演とあって、メンバー全員に緊張感もありますし、気合いも入っています。
私個人としてはJuice=Juiceラストステージになるので、これまでの公演とはまた違った緊張感や強い思い入れがあります。ただ海外の方を含め、結局卒業までに直接お会いする機会がないままになってしまったファンの方もいらっしゃると思っているので、寂しい思いをさせてしまい申し訳ない気持ちもあります。
今は自分ができる最大限のパフォーマンスで、皆さんへの感謝の気持ちをお届けできたらと思っているので、ぜひこの横アリ公演、期待して待っていてほしいです。ライブでメンバーと「目が合った!」と思う瞬間ってあるじゃないですか。配信だとばっちりカメラ目線を入れる瞬間があるので、そのときはもう思いっきり「自分のこと見てくれている!」とハッピーに勘違いしてください(笑)。
段原瑠々(以下、段原) まず横浜アリーナのステージに立てるというのがすごくうれしい。新メンバーも入ってきて、10人体制になって最初で最後ではあるんですけど、10人の姿をしっかりお届けできるように「これが今のJuice=Juiceだよ」って1つの形として見せていけるようにしたいです。
やっぱりリーダーの金澤さんが卒業されるということは、Juice=Juiceにとってとても大きなこと。最後のコンサートを楽しみながら、金澤さんの姿を目に焼き付けながら、私たちもステージに立っていたいです。会場と同じ熱量を配信でも届けたいなって思います!
ーー 新メンバーにとっては今回が初の大舞台。3人が加わったことで、グループにはどんな化学変化が起きましたか?
金澤 オリジナルメンバーとしてずっと活動してきた中で人数も増えた分、ユニゾンの厚みが増しました。一人一人の声質が違っているので、ユニゾンで歌ったときの声色というか、表情が変わってきた印象も強くあります。イヤーモニターを着けたらもっと実感することになるのかな。
有澤一華(以下、有澤) Juice=Juiceとしてライブをするのが初めてで金澤さんと一緒にライブをするのは最初で最後になる公演です。やること全てが初めて、毎日が初めての連続で、ついていくのに必死です。
ーー 緊張がひしひしと伝わってきますが、お客さんにはどういうところを見てもらいたいですか?
有澤 えぇ……(しばらく考えて)。私は動きが大きいので、それがパフォーマンスに生かせたらいいかな。たくさんのお客さんがいても、遠くからでも私だと分かっていただけるようなパフォーマンスができたら。
ーー なんというか、有澤さんを見守る金澤さん、段原さんの視線がお母さんのようです(笑)。
2人 爆笑
金澤 頑張れ頑張れってつい見てしまうんです(笑)。
「私たちにもそんな時期があった」 新メンバーの初々しさを見守る先輩たち
ーー 先輩として、新メンバーが入ってきたことへの期待感はありますか?
段原 今までのJuice=Juiceにない雰囲気を持っている3人だなって。(2019年加入の4期メンバー)工藤由愛ちゃん、松永里愛ちゃんの加入時も、年下のちっちゃい妹たちが入ってきた~みたいな感覚があったんです。今回はその感覚がもっと強くて、3人でわちゃわちゃしている感じがJuice=Juiceにとってすごく新しい。大人っぽい楽曲や、そういう雰囲気を持っているメンバーが多いので、いいスパイスになるなって思っています。
金澤 有澤一華ちゃん、入江里咲ちゃん、江端妃咲ちゃんの3人が加入してきてくれて、初心(しょしん)を取り戻させてもらっています。やること全部が初めてのことばかりで、常に目をキラキラと輝かせていたり、一つ一つの衣装で自撮りをたくさんしていたり。懐かしいな~私たちもそんな時期あったな~自分にぴったりのサイズの衣装がとてもうれしかったな~と、ドキドキとワクワクを思い出させてくれる。
逆に「すごい堂々としているな!」と感じる瞬間もあるんです。リハーサルでも家で練習してきてくれているのか、足を引っ張るみたいなことはない。細かい振り付けまで丁寧に確認してきてくれていて頼もしい。これから何年か後にはJuice=Juiceを引っ張るような存在になってくれているのかな。
ーー 素朴な疑問なんですが、金澤さんや段原さんレベルになると、自撮りはバチッと一発で決まるものなんですか……?
段原 そんなことはない!(笑)
金澤 いや、そんなことはないんですけど(笑)、私はわりと自撮りはバチッと一発しか撮らないタイプで、その1枚が失敗だったときはお蔵入りというスタイル。(有澤さんに)本当にみんなバシャバシャバシャバシャすごい枚数撮っているよね? 確かに思い出を形として遺しておくのは大事なことだなって後輩たちを見ていて思います。ねぇ、どうですか段原さん?(笑)
段原 金澤さんが特殊だと思います(笑)。私たちは枚数をそこそこ撮ってから選んでいる感じです。新メンバーは1回しか着ない衣装まで全部たくさん撮っていて。どの衣装も大切にして、うれしいんだろうなっていうのが伝わってくるのがかわいい(笑)。
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合同オーディションもあるしすごいことになりそう。
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