ニュース

海外通販サイトで500円硬貨の模造品を販売か 弁護士は「通貨偽造罪の可能性」指摘

通貨偽造の罪は重いです。

advertisement

 海外通販サイトで、500円硬貨の模造品とみられるものが出品されています。弁護士は、「模造品であれば通貨偽造罪になる可能性がある」と指摘。また、模造品と分かって買った場合も偽造通貨収得罪に当たるということです。

一目しただけでは本物に見えます

 当該サイトを確認すると、まるで本物のように見えますが、右上の方に小さく「COPY」と書かれています。値段は現在約176円とありますが、都内への配送料も含めると500円以上かかるようです。また、出品しているアカウントを調べると、ほかにも「コピー」と名のついたさまざまな国の模造硬貨とみられるものを販売しています。

すごいですね……

 これらの出品物について、「アトム市川船橋法律事務所弁護士法人」所属の高橋裕樹弁護士にねとらぼ編集部が取材したところ、「模造品であれば通貨偽造罪、輸入は関税法違反などになる可能性があります」と指摘。通貨偽造罪は無期懲役または3年以上の懲役と色々な犯罪に該当する中でも一番重く、もしこの硬貨が本物であったとしても、現金売買は違法になるケースがあるということです。

advertisement

 出品者が日本在住でない可能性もありますが、「出品者が日本で偽造しているのであれば取り締まりが可能ですし、国内に持ち込まれる時点で関税法での取り締まりも可能でしょう。日本に持ち込まれる前であっても、海外で日本円を偽造していた時点で処罰できます」と高橋弁護士。

 また、売る側だけでなく、買う側も模造品と分かって取得した場合は偽造通貨収得罪(3年以下の懲役)が成立するということでした。

 取材中、編集部がこの通販サイトを見ていると、「おすすめ商品」として5円硬貨とみられるものまで表示されました。高橋弁護士によれば、偽造通貨と思わしき出品物を見つけた場合にできることは「警察への情報提供」。また「サイトによっては通報窓口があるので、そちらに通報しても良いでしょう」と話しています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  2. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  3. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  4. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  5. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  6. 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  7. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  8. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  9. 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  10. 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」