病気で失明したワンコ、お散歩を拒否していたが…… 犬用白杖で再びお出かけを楽しむ姿に心打たれる(1/2 ページ)
目の見えないワンコを安心させる“輪っか”。
病気で視力を失ってから散歩を拒否していたワンコが、飼い主さんのくじけぬ心とステキなアイテムで楽しい時間を取り戻した姿に感動する声が上がっています。
以前は雨で散歩に行けないと目で不満を訴えていた、ダックスフントの女の子「たまみ」ちゃん。それくらい好きだった散歩ですが、6歳で網膜変性症を発症すると、外に行きたがらなくなってしまいます。
※網膜変性症は、網膜が変性・萎縮してしまい、正常な機能を果たさなくなる病気。特にミニチュアダックスフントとプードルに多いようです。
飼い主で翻訳者の林真紀(@maki_hayachi)さんは、診断が下った当初はかなりショックを受けたといいます。しかし、子育ての中で学んだ「どんなこともツールと工夫で乗り越えていける」の精神で、諦めず解決策を探して「犬用の白杖」にたどり着きました。
ワンコの首と胴回りにベルトで装着する犬用の白杖は、前方にある輪っかでワンコの顔をガードするというもの。障害物にぶつかってしまうのを防いでくれるこのアイテムのおかげで、たまみちゃんは再び外に出てどんどん歩くように。また大好きな散歩ができるようになって本当に良かった……!
ちなみに、たまみちゃんは自宅の家具等のレイアウトは完璧に記憶しているため、家では白杖をつけなくても生活できているそうです。
今回林さんは海外から「犬用白杖」を輸入しましたが、国内のネットショップ等でも「犬保護ガード」「フェースガード」「盲犬杖」「盲目リング」などの呼び名で同様の商品が販売されています。それぞれの機能や愛犬に合うかどうかを確認する必要がありますが、1つの選択肢として覚えておくと役に立つ日が来るかもしれません。
投稿されたTwitterでは、たまみちゃんが散歩を楽しむ姿や、飼い主さんの愛ある行動に心打たれる人の声が上がり話題に。また犬用の白杖に「初めて知った!」といった声も多く、「参考にしたい」と拡散されています。
林真紀(@maki_hayachi)さんのTwitterには、たまみちゃんの日常の様子や、娘さん、息子さんとの日々が投稿されています。また、林真紀さんの訳書『キッズライクアス(サウザンブックス)』が単行本とKindle版で販売中です。
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