衝撃ラストの“その後”描いた「映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」、2022年4月に全国公開　小戸川の未来へ「助かるとは言ってない」（1/2 ページ）

　「衝撃的な結末」を迎えたことで視聴者の度肝を抜いたテレビアニメ「オッドタクシー」。同作の“その後”を描いた劇場版アニメ作品「映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」が、2022年4月1日に全国公開されることとなり、特報映像とティーザービジュアルなども到着しています。えっ、続きだと……？

　2021年4月から6月にかけて放送された「オッドタクシー」は、中年タクシードライバーの小戸川を主人公に据え、クセのある乗客や友人知人たちとの何気ないやりとりが、やがて1人の少女の失踪事件へとつながっていくサスペンス作品。登場人物全員が擬人化された動物の姿をしている謎、オリジナル作品ならではの先が読めない展開に加え、公式YouTubeチャンネルとも連動したショッキングなラストが大きな評判を呼んでいました。

　アニメ映画版制作にあたり、漫画『スピナーベイト』『セトウツミ』やテレビアニメ版脚本を手がけてきた此元和津也さん、キャラクターデザイン兼監督の木下麦さんをはじめ、小戸川役の花江夏樹さん、白川役の飯田里穂さん、剛力役の木村良平さんらメインキャストが続投。今回も「P.I.C.S」「OLM Team Yoshioka」が制作を担当します。

　解禁された特報映像は、小戸川の「クリスマス？ ああ、そうか。あの日って12月25日だったのか……」という意味深なつぶやきから始まり、作中に登場した3人組アイドルグループ「ミステリーキッス」の楽曲が途中で切れるなど不穏なムード満載の内容。特報映像と呼応するかのようにティーザービジュアルも、小戸川が真っ暗な取調室で不敵な顔を浮かべるといった謎めいた1枚となっています。小戸川が何かやった、ってこと……？

　花江さんは小戸川を“今までに演じたことがないようなキャラクター”だと評し、映画作品を後押ししたファンに感謝をささげるとともに、「あの終わりを迎えたTVアニメがいったいどんな形になるのか、今から僕も楽しみです」とコメント。

　新シナリオを書き下ろした此元さんは、同作を楽しんで制作できたと語り、「あの後、小戸川がどうなるかめっちゃ訊かれたのでひとつ答えを提示させていただきました。（助かるとは言ってない）」と、小戸川が作中でたどる未来について一抹の不安をにじませた発言を残しています。

(C)P.I.C.S. / 映画小戸川交通パートナーズ