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亡き父が遺した育児日記と、娘が交わす「往復書簡」 愛情あふれるやりとりが涙を誘う(1/2 ページ)

Twitterでは10万件以上の「いいね」が寄せられています。

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 2022年1月5日、Twitterに投稿された1冊の育児日記が10万件以上の「いいね」を集め、「涙なしでは読めない」と大きな話題となっています。


お父さんの育児日記

 「かな子 ハイハイする! 1歩だけだからハイかな」「立った! 得意げな顔をしてかな子が立った」「ニコニコしながら一人で遊んでいる……と思ったら、ジャマしにきた」……ところどころ黄ばんだ古いノートには、温かく、時に力強い筆跡で娘との日々がつづられています。

 今から約45年前に書かれた育児日記をTwitterに投稿したのは、イラストレーターの岡本かな子(@kanakookamoto)さん。日記を書いていたのは、昨年末に急逝した岡本さんのお父さんです。

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 読書家だったというお父さんが書いた文章は、言葉の端々に娘への愛情がにじみ出ており、人を引きつけてやみません。記念すべき育児日記の1ページ目、岡本さんが生まれた日の日記には、自身が父親になった喜びと戸惑いが思うままに書き起こされており、「泣けちゃう」「素敵な文章で目頭が……」と、多くの人の涙を誘っています。


記念すべき1ページ目、岡本さんが生まれた日の日記

 岡本さんにとって宝物となった、お父さんの育児日記。公開から数日がたった今、岡本さんはお父さんの日記をイラストに描き起こし、「娘から」と感謝のメッセージを添えてTwitter上で発表を始めました。


岡本さんが日記をもとに描いたイラスト

日記の中のお父さんに話し掛けるように書かれる「娘から」

 「もう父はこの世にはいませんが、なぜこんなことをするのかもよくわかりませんが、ただ父の文章に返信する気持ちで描いていきます」という言葉とともに交わされる、お父さんとの時を超えた往復書簡。投稿のリプライには「ステキなお父様との思い出、これからも楽しみにしています」といった声が寄せられています。

 岡本さんの一連の投稿は、育児日記がいつか子どもにとってのかけがえのない宝物になることを教えてくれますね。現在、小さな子どもを育てるお父さんやお母さんは、どんなに些細な出来事も書き残しておくと良いかもしれません。

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