佐藤幸椰、失格謝罪の高梨沙羅へメッセージ「本物のファンは失望などしない」　小林陵侑も激励コメントに寄せて「そゆこと！」（1/2 ページ）

　2022年北京五輪でノルディック・スキージャンプ混合団体の競技に出場した、男子スキージャンプの佐藤幸椰選手が2月9日、自身のTwitterを更新。7日に行われた同種目で“スーツの規定違反”を理由に失格となった、チームメイトで女子スキージャンプの高梨沙羅選手へとみられるメッセージを投稿しました。

　競技後に涙した高梨さんは8日、自身のInstagramを更新。「皆様を深く失望させる結果となってしまった事、誠に申し訳ありませんでした」と謝罪するとともに「私の失格のせいで皆んなの人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です。謝ってもメダルは返ってくることはなく責任が取れるとも思っておりませんが今後の私の競技に関しては考える必要があります」と今後の進退についても言及しながら深い反省を示していました（関連記事）。

　佐藤選手は2つの投稿にわたって、「なにひとつも奪われてなどいない。本物のファンは失望などしない。絶望しない限り、希望は失われない。あなたのジャンプが多くの方の人生を明るく変えたことはあっても、私の人生を変えた事実などどこにも存在しない」とつづり、“あなた”が責任を感じたり反省する必要はないと断言。

　また、「’スキージャンプ,であなたがもたらした喜びは数えきれない。だから’スキージャンプ,には今もこれからもあなたが必要。時間はかかっても、顔を上げて周りを見渡して欲しい」と、“あなた”の活躍に多くの人が喜びを感じてきた事実を挙げ、再起を呼びかけていました。

　また、高梨選手のInstagramのコメント欄には、2016年の「X Games Oslo」で金メダルを獲得したスノーボーダー・角野友基選手が、「誰も気にせーへんから!!　あなたがスキージャンプに与えてる影響に比べればなんてことないで」と激励コメント。ノルディックスキー・ジャンプ男子の個人ノーマルヒルで金メダルに輝いた小林陵侑選手は、この心温まる言葉に「そゆこと！」とリプライしています。

　チームメイトのあたたかいコメントに、ファンからは「最高のツイートです！」「号泣しました」「私もそう思います。失望などしてません」「日本チームの姿に胸を打たれました」「オリンピックが終わったあと、是非優しい見守りをお願いします」と感動する声とともに、まだ試合を控えている佐藤さんや小林さんへも「ビッグジャンプ期待しております」「今回の件を吹き飛ばすほどのBIG JUMPを!!」「頑張ってください！」など応援の声が寄せられています。