時速320キロの世界を体験！　実車パーツを使ったガチすぎる「新幹線シミュレーター」体験付き宿泊プランが登場（1/2 ページ）

　本気のシミュレーター来た！　ホテルメトロポリタン エドモント（東京都千代田区）は、ホテルロビーに新幹線「E5系」のシミュレーターを設置。シミュレーター利用券付きの宿泊プランやランチブッフェプランを提供します。設置期間は2023年3月31日までの1年間。

　シミュレーターはE5系新幹線を実車同様に再現した全長約370センチ、幅約240センチのモックアップ。運転台の計器類やハンドル・スイッチなどには実際に使用されていたものを採用しています。

　実はこれは、2014年から2017年にかけてドイツ、マレーシア、シンガポール、インド、米国など世界各地で安倍晋三総理（当時）らが行った日本の車両や鉄道システムを売り込むトップセールスに使用されたもの。日本で一般公開されるのは初めてだといいます。

　手元の3つのモニターには速度計、S-TIMS（Shinkansen-Train Information Management System：新幹線用列車情報管理システム）、車両情報画面がそれぞれ表示され、新幹線の信号保安装置「DS-ATC」や各種機器の動作も忠実に再現。正面のスクリーンには実写の走行映像が映し出され、走行音やモーター音も実際に収録した本物の音が再生されます。

　シミュレーターの体験区間は、東北新幹線の小山～宇都宮間。営業運転で日本最速となる時速320キロの走行を体験可能です。「初級モード」（約5分）と「上級モード」（約10分）の2モードが用意され、体験時間内に両モードを自由に選択して体験できます。体験時間は、宿泊プランでは1室につき40分間、ランチブッフェプランでは1グループにつき25分間。

　予約はホテル公式Webサイトから。第1期分（2022年4月6日～7月15日）の予約受付は4月5日10時に開始しています。代金は、宿泊プランが1室1万6500円から、ランチブッフェプランは通常のランチブッフェ料金に1000円上乗せ。

（大泉勝彦）