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質問に答えるだけで「著作権契約書」のひな形が完成 文化庁が公開したツールが「全クリエイターに広まってほしい」と話題に(1/2 ページ)

できあがるのはあくまでも「契約書案」ですが、参考になります。

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 文化庁がWebで公開した「著作権契約書作成支援システム」が、クリエイターにも発注者側にも便利だと注目を集めています。対話形式で質問に答えるだけで、著作権等に関する契約書の案(ひな形)が完成します。

文化庁の「著作権契約書作成支援システム」

 文化庁は、著作物がサイトや電子媒体で二次利用されるなど、利用形態が多様化する一方で、一般人同士の契約については依然として口約束が多く、トラブルが発生するケースも多いと指摘。文書による契約を推進するため、一般人同士の契約(著作物の創作や演技・演奏等の実演を職業としない者と、その利用を職業としない者の契約)を想定し、同システムを開発しました。

 利用するには、まず原稿執筆やイラスト作成、講演や演奏会での実演といった、業務内容を選択。あとは納入物の納期や返却の有無、著作権の帰属先、作業への報酬・対価や支払期限など、関連する項目を入力・選択すればOKです。

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最初に利用場面をもとにひな形を選択。これ自体も対話形式で決められます
作業の依頼内容や、成果物の著作権の帰属先など、質問に答えていく

 完成した契約書案は、docx形式のファイルとしてダウンロードできます。英語版も同時に生成されるので、海外対応も可能です。あくまでも契約書のひな形であって、実際に使用するには当事者間における諸条件を織り込むなど、手を加える必要はありますが、たたき台としては大いに役立つでしょう。

 Twitterでは「契約書作成のハードルが下がりそう」「全クリエイターに広まってほしい」「クリエイターへ仕事の依頼を考えている人はマジで知っといたほうがいい」と話題に。「著作権や契約書を意識できる良い機会」とする意見もみられます。

 

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