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「大学の授業での私語」問題 静かな授業を実現した准教授の対応に「良い対処法」「授業を受けたい」と反響(1/2 ページ)

「なぜそのルールがあるのか」を説明することが大切。

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 「私の授業は200人とかであっても静かです」。近畿大学の准教授が、静かな授業を実現するために取っている対応が、14万件の「いいね」を集める反響を呼んでいます。

反響を呼んだツイート

 投稿したのは近畿大学総合社会学部の准教授で、Vtuber「ゾンビ先生」としても活動する岡本健(@animemitarou)さん。大学の授業で、一部受講生の私語がうるさい問題について、「大学による」と前置きした上で、自身の授業は静かだとして初回とその後数回の授業で取っている対応について説明しています。

 初回の授業では受講生に「私語禁止」のルールを伝え、その際に「理由」を説明することが大事だとしています。「授業を聞くか聞かないかは自由」とした上で、私語は授業を聞きたい受講生の邪魔になること、あわせて、一番後ろの席で小声で話しても、教卓まで聞こえることを伝えるといいます。

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 他の人に迷惑をかけなければ、授業中に寝たり、スマホでゲームをしたりしても注意しないが、どうしてもじっとしていられない、しゃべりたいときは教室から出ていって、授業に戻りたくなったら戻ってきてかまわない――初回の授業ではこのような説明や、「一方的に先生がしゃべるだけなんだったら対面でやる意味がないんじゃないか」という疑問に対して対面授業の意味についても話し、そこまで話すと「理解してくれる受講生がほとんど」なのだそうです。

 その後の対応としては、初回の授業に来てない受講生が2回目、3回目の授業に来て私語を始めた場合に、しっかりと注意するとしています。「やはり他の受講生の迷惑になることは教員が率先して注意する必要があります。あれだけ長々と理由を話しておいていざ始まったら私語を注意しないというのはダメです」。3回目ぐらいまで徹底的に注意すると、教室内はだいぶ落ち着くそうです。

 怒鳴るなどせず、しっかりと私語を禁止する理由を説明する対応に「とっても良い対処法」「こうやってちゃんと一から何故なのか説明をしたら若い子達はちゃんと分かってくれると思う」「授業を聞いてみたいと思った」と称賛の声が。また、岡本さんの分かりやすいツイートに「最後まで読み入ってしまった」「結構長いのにめちゃくちゃすらすら読めてしまった」というコメントも。

 ただ「○○してはいけない」とだけ言われるより、「なぜそうしてはいけないのか」が分かるほうが積極的にルールを守ろうという姿勢も生まれるでしょう。理由をきちんと伝える大切さが分かる投稿です。

記事協力:岡本健(@animemitarou)さん

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