観光地を中心にサービス展開 自転車向け駐輪ロッカー「ビーコクーン」実証実験がスタート
2重ロックの安心仕様。
無電柱化や地域開発などを展開する東電タウンプランニングが、街なかで自転車(ロードバイク)を安全に保管できる駐輪ロッカー「B-Cocoon(ビーコクーン)」を開発。埼玉県川越市で実証実験を開始しています。
「B-Cocoon」は専用アプリをダウンロードし、会員登録(無料)を済ませると利用できる時間貸しの駐輪設備です。機械式の施錠と、スマートフォンに送信される暗証番号による認証による2重ロックで、大切な愛車を守ってくれます。
「B-Cocoon」の自転車設置部位にはロードバイクを丸ごと収納できる「Steadyrack(ステディラック)」を使用。「自転車の据え付け、取り外しも容易に安全に行うことが可能」だとしています。
2019年に東電タウンプランニングが実施した関東圏のサイクリスト(ロードバイクを愛用する人)600人を対象にしたアンケートでは、サイクリング中の休憩や食事などで駐輪する時、いたずらや盗難への不安があり、85%の人が安心して利用できる駐輪ロッカーを求めていると回答。安心してサイクリングや観光、食事などが楽しめるよう、開発や実証実験が進められてきました。
現在、三井のリパーク川越元町1丁目第2駐車場内(埼玉県川越市元町1-13-2)に5台の「B-Cocoon」が設置されています。利用料は30分200円、以降10分100円です。
そして、埼玉県川越市の「小江戸エリア」を皮切りに、4月29日に埼玉県「道の駅かぞわたらせ」、6月11日に神奈川県「江の島」と、今年度中に関東圏内の観光地に数十台の設置が予定されています。
「B-Cocoon」は商用電源を必要とせず、設置場所のオーナーや管理者などの導入ハードルも比較的低いことから、大切なロードバイクを安全に保管できるサービスの普及に期待されています。
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