ニュース

ありえない立体「ペンローズの三角形」が粘土で制作される 切れ目無しでの再現に「うおぉぉぉ」「脳がバグる」(1/2 ページ)

種明かし含めて面白い……!

advertisement

 錯視の一種で、三次元空間では実在不可能な「ペンローズの三角形」を、プロの造形師・榎木ともひで(@eyewater_e)さんが粘土で制作。Twitterで「脳がバグる」「どうなってるの?」と話題になっています。ありえない立体だけに見ているとゾクゾクしてくる……。

ありえないはずの立体を粘土で再現しただと……?

 ペンローズの三角形は、3つの四角柱がそれぞれ直角に組み合わさってできた三角形。同図形を1950年代に「不可能性の最も純粋な形」として考案し、一般に広めた数学者のロジャー・ペンローズは、数々のだまし絵で知られる芸術家・エッシャーの作品にも大きな影響を与えた人物で、2020年にはノーベル物理学賞を受賞しています。

有名なトリックアートでもある「ペンローズの三角形」

 図形として描かれた通りに再現しようとすると、実際にはすべての四角柱を繋げることができません。なかには見る角度によって“繋がっているように見える”錯視を利用して再現したものもありますが、今回の作品は榎木さんがしっかりと手で持っているので、それとは仕掛けが違うようです。これは一体……?

advertisement
見れば見るほどこんがらがるけど面白い……

 榎木さんがスレッドで公開した種明かし動画を見ると、その答えがすぐわかります。実は真っ直ぐに見えていた面は微妙にゆがんでおり、立体を横から見ると、それぞれがなだらかな曲面になっていたのでした。

 仕掛け的にはシンプルですが、正面から見てそれぞれが“真っ直ぐな四角柱”に見えるよう造形する技術はさすがの一言。ちなみに塗装はしておらず、色は粘土の元々の色だそうです。また裏側から見ても同様に見えるよう作られています。

 コメントでは、種明かし動画含め「うおぉぉぉすごい…!」「切れ目無しで再現できたのすごい」「今まで見た中で1番元のペンローズの三角形に近い形してる」といった声が寄せられ話題に。

 フィギュアの原型師である榎木さんは以前、二次元キャラクターを三次元(立体)で再現する際の「目」の造形についての考え方を投稿して話題を呼びました。今回のトリックアートの立体化も、そういった造形師ならでは考えやテクニックの応用と言えるでしょう。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. “高2女子”がメンズカットしたら…… 驚きの大変身に「似合いすぎ」「なんやねんこの完璧さ」と反響
  2. 【今日の計算】「1+2−3+4」を計算せよ
  3. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  4. 沖縄の川で異常繁殖した外来種の捕獲作戦を決行 大量の外来種と意外な魚の存在に「大きさにびっくり」「日本は大丈夫か!?」と150万再生
  5. 見た目がヤバい“謎の幼虫”をタイムラプスで3週間観察したら…… 目を疑う変貌に「意外すぎる」「感動しました」
  6. 有名ハリウッド俳優の“天使過ぎる”美形息子の現在が話題 『GANTZ』作者「立派な女性に成長していて……」
  7. 光上せあら、子の“公園水道遊び”が「迷惑行為」と批判も…… 語気荒げ猛反論「子供は国で育てる!」「これが日本に必要な姿なんだよ!」
  8. とにかく明るい安村、今度はアメリカで大ウケ オーディション番組で喝采を浴びる「この男を好きにならずにいられない」
  9. 本当に同じ物件なの!? 築54年のアパートを魔改造→“まさかの姿”に激変 「カッコよい!」「普通に住みたい」
  10. 絶対目立つな! 浜崎あゆみ、“超高級外車”で子どもの授業参観へ ブランドで固めた強オーラに「お母さん可愛すぎ」「大パニック起きます」