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Outer Wildsロスに苦しむゾンビのために「Outer Wildsっぽい栄養が摂取できるエンタメ作品」で打線を組みました(2/3 ページ)

Outer Wildsロスでお悩みのみなさんに。

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「Outer Wildsっぽい栄養が摂取できるエンタメ作品で打線組んだ」結果

 

1(一):インターステラー(映画)

出典:Amazon.co.jp

 

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2(右):プロジェクト・ヘイル・メアリー(小説)

出典:Amazon.co.jp

 

3(捕):星を継ぐもの(小説)

出典:Amazon.co.jp

 

4(投):三体(小説)

出典:Amazon.co.jp

 

5(中):2001年宇宙の旅(映画)

出典:Amazon.co.jp

 

6(左):14歳(フォーティーン)(漫画)

出典:Amazon.co.jp

 

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7(遊):TUNIC(ゲーム)

出典:公式サイト

 

8(ニ):宇宙消失(小説)

出典:Amazon.co.jp

 

9(三):The Witness(ゲーム)

出典:Steam

 

まとめ

Outer Wildsっぽい栄養が摂取できるエンタメ作品で打線組んだ

  • 1(一):インターステラー(映画)
  • 2(右):プロジェクト・ヘイル・メアリー(小説)
  • 3(捕):星を継ぐもの(小説)
  • 4(投):三体(小説)
  • 5(中):2001年宇宙の旅(映画)
  • 6(左):14歳(漫画)
  • 7(遊):TUNIC(ゲーム)
  • 8(ニ):宇宙消失(小説)
  • 9(三):The Witness(ゲーム)

 

 ……いやこれ、9作品に絞るのつらいな!!! 実は打線組むのはじめてやってみたんですが、9枠ってめちゃくちゃ悩むなというのを実感しました。

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 では、順番に一つ一つ見ていきましょう。

 

1(一):インターステラー(映画)

出典:Amazon.co.jp

 大安定の先頭バッター。実際Outer Wildsをクリアした人の感想やツイートを見ていて、最も多く名前が挙がるのがこの映画だと思います。宇宙の過酷さ、量子力学、ブラックホール、そして後戻りのできない船出……全編にわたってOuter Wildsっぽい要素が満載で、なおかつ万人が楽しめるバランスのいいエンタメSF大作。迷ったらとりあえずこれ見て!

宇宙の過酷さに絶望できる度:★★★★★★★

 

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2(右):プロジェクト・ヘイル・メアリー(小説)

出典:Amazon.co.jp

 「火星の人」のアンディ・ウィアーによる最新作。昨年(2021年)の12月に出たばかりですが、発売後少しして「これは読むOuter Wildsだ」という声がゾンビの間であがりはじめ、どれどれと思って読んだらホントに面白かったので最新の処方薬としてここに入れてみました。

 真っ白い奇妙な部屋でたった一人目覚めた主人公が、自分の名前すら思い出せなかった状態から、周囲を観察することで徐々に今置かれている状況を把握していく序盤の展開はかなりOuter Wilds。中盤以降はまったく違う一面が立ち上がってくるけど、そこから先もめちゃくちゃ面白いからヨシ!

知識は力だ度:★★★★★★★★

 

3(捕):星を継ぐもの(小説)

出典:Amazon.co.jp

 プロジェクト・ヘイル・メアリーが出る前の元祖“読むOuter Wilds”。月で見つかった5万年間前の死体をきっかけに、次々と明らかになっていく事実、そしてそこから導き出される衝撃の結末。

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 主人公がいる“現代”のタイムラインでは実質何も起こっておらず、わずかな手掛かりから“過去”の出来事をひもといていくあたりも、Outer WildsでNomaiの歴史を明らかにしていく工程と重なります。Outer Wilds関係なく超名作なのでみんな読みましょう。

バラバラだった情報が最後につながるカタルシス度:★★★★★★★★★★

 

4(投):三体(小説)

出典:Amazon.co.jp

 この打線、他は後からああでもないこうでもないと動かしたりしてるんですが、この4番だけは最初から最後まで不動でした。三体は実質Outer Wilds、今日はこれだけ覚えて帰ってください。ヨッピーさんもそういえば真っ先に『三体』を挙げてたな。

 Outer Wildsが出た当時はまだ(日本では)三部作の1作目しかしか出てなかったんですが、あれから続編の『三体II』『三体III』も出まして、最後まで読んだら完全に「ア、Outer Wilds~~~!!!!」ってなって感情が爆発しました。特に、最後の『三体III』が話のスケール的にもめちゃくちゃOuter Wildsなので、もし最後まで読んでいない人がいたらぜひ読んでほしい。あと今振り返ってみると、『三体I』はDLCの話と重なるし、『三体II』も“暗黒”で“森林”だし(DLCやった人には通じるはず)実質全部Outer Wildsだな!

Outer Wildsやった人類全員読んでくれ度:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

5(中):2001年宇宙の旅(映画)

出典:Amazon.co.jp

 公式いわく、Outer Wildsのアイデアの出発点の一つとされている作品。履修しておくと、ゲームのラストシーンの解像度がちょっと(かなり?)上がります。ゲームクリア済みでまだ見ていない人は、見たら「ああ~!」ってなるはず。モノリスの存在感もちょっと量子の石っぽい。

ラストシーンで「これか~!」ってなる度:★★★★★★★

 

6(左):14歳(フォーティーン)(漫画)

出典:Amazon.co.jp

 楳図かずおの傑作SF漫画。大好きな作品なんですけど、ある配信者の動画で、最後に「14歳やん!!!」って叫んでるのを聞いて、不覚にもそこで初めて気付きました。

 ちなみに電子化されていない『楳図PERFECTION』版(全4巻)だと最後にフルカラー描き下ろしで18ページの「真の結末」が追加されていて、これが特にOuter Wildsっぽいです(これも後から別の人に教えてもらった)。僕が探していた当時は全然新品が見つからなくて仕方なくメルカリで買っちゃったんですが、今Amazon見たら普通に買えますね。

最後まで希望を捨ててはいけない度:★★★★★★★

 

7(遊):TUNIC(ゲーム)

出典:公式サイト

 ゲームからも何か入れたいと思って散々迷ったんですが、どうせなら新しい作品も入れておきたいということで、3月にリリースされたばかりのこれを(詳しくはのすさんの記事を)。

 ゲーム全体としては、見た目はゼルダ・中身はダクソという感じでそこまでOuter Wildsっぽくはないんですけど、ある部分で「ア、ア、Outer Wilds~~~!!!」ってなる瞬間があります。そこだけでいいので遊んでほしい! ただ、難易度はゼルダ以上ダクソ未満という感じで、かわいい見た目のわりにボコボコ死ぬので要注意です。

Outer WildsというよりThe Witnessかもしれない度:★★★★★

 

8(ニ):宇宙消失(小説)

出典:Amazon.co.jp

 僕が初めて読んだグレッグ・イーガン作品で、量子モノに興味を持つようになったきっかけの一冊。これを読んでいたからOuter Wildsのトンデモ量子設定をスッと受け入れられたというのは正直あると思います。ただ電子化されていなくて現状紙でしか読めないのがちょっと難点。

 イーガン作品の常として超読みにくいし難解でハードルも高いんだけど、もしもあなたがまだ「量子力学って何?」「観測されるまで状態が確定しないってどういうこと?」くらいの感じだったら、心の底から震えるほどのセンスオブワンダーを体験できると約束します。ゴリゴリのサイバーパンクで始まったと思ったらいきなり量子力学がドーンと出てきて、最終的にあんなところまで連れていかれるとか誰が想像できるの……?

 もし読んで頭が爆発しそうになったら、『バーナード嬢曰く』の名言「(グレッグ・イーガンは)みんな実は結構よくわからないまま読んでいる……に決まっている!」「グレッグ・イーガンは 多少よくわからなくても すっっっごくおもしろい!!」を思い出してください。

量子のちからってすげー!度:★★★★★★★★★★★★

 

9(三):The Witness(ゲーム)

出典:Steam

 冒頭で書いた、“僕の「Outer Wildsロス」を癒やしてくれた作品”がこれ。入れたら確実に一定の反発はあるだろうなと思いつつ、それでも入れずにはいられなかった。Outer Wilds以降触れたあらゆる作品の中で、Outer Wildsにも匹敵するカタルシスを与えてくれたのはこのゲームだけでした(詳しくは僕の記事をどうぞ)。

 Outer Wildsのようにはっきりした結末があるわけではなく、プレイヤーの解釈に委ねられる部分が大きいので受け取り方にかなり個人差はあると思うんですが、もしもあなたがパズルの荒波を乗り越えて、この謎めいた島は一体何なのか、あちこちに落ちている音声や映像の意味にまでたどり着けたなら……そのときはきっと、Outer Wildsにも劣らない感動、驚き、畏怖が味わえるはず……味わえるかな……味わえると思います、多分……。

世界の見え方が変わる衝撃度:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 


 ――以上!!!!!! なるべくいろんなメディアからバランスよく入れようと思ってたのに、結局小説が4つも入ってしまった。代わりにゲームが2個しか入れられなかったので、控えとしてこのあたりも挙げておきます。

  • Subnautica(サブノーティカ)
  • 十三機兵防衛圏
  • Return of the Obra Dinn
  • LA-MULANA(ラ・ムラーナ)

 「Subnautica(サブノーティカ)」はサバイバル要素がメインだけどオープンワールドを使ったストーリーテリングはかなりOuter Wilds度高め(※)。「十三機兵防衛圏」「Return of the Obra Dinn」は、断片的な情報をつなぎ合わせながら真相を浮かび上がらせていく工程が好きな人にオススメです。「LA-MULANA」はジャンルは全然違うけど、Outrer Wilds以前に触った作品で唯一、Outer Wildsに匹敵するカタルシスを味わえたゲームでした。

※ただ、PS版はセーブデータが破損する超深刻なバグがあり、僕も2回食らって地獄を見たのでできれば別プラットフォームで遊ぶのをおすすめします

 最後に、旅の中で名前が挙がった他の作品や、僕が管理しているTwitterのOuter Wildsコミュニティ(最近登録者100人行きました!)で教えてもらった作品をまとめて並べて、この記事の締めとしたいと思います。あともし、この打線に異論があるぞという人は、TwitterやOuter Wildsコミュニティにぜひ「自分が考えた最強の打線」を書き込んでやってください。

 それでは良いOuter Wildsゾンビライフを!

 

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