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北海道沖に沈む潜水艦「アルバコア」発見か! 浦氏率いる調査チームが撮影に成功(1/2 ページ)
調査は感染症の影響により2度延期されていました。
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北海道函館市の恵山岬沖に沈んでいるとされる米海軍の潜水艦「アルバコア」を探索するプロジェクトが2022年5月25日から26日にかけて行われ、26日には水深250メートルの海底に沈むアルバコアとみられる構造物の撮影に成功しました。調査の模様はニコニコ生放送で配信され、タイムシフト視聴も可能です。
調査対象のアルバコア(SS-218)は、第二次世界大戦中の1944年11月、北海道函館市の恵山岬灯台沖合で触雷して海底に沈んだとされている米国の潜水艦です。航空母艦「大鳳」などを沈めた潜水艦としても知られます。
探索は東京大学の浦環(うら たまき)名誉教授が代表理事を務める「ラ・プロンジェ深海工学会」の調査チームにより実施。チームは旧日本海軍の潜水艦「伊58」「呂500」などの探索に成功した実績を持ち、今回のアルバコア探査は5番目のプロジェクトとなります。
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25日にはマルチビームソナーによる沈没位置の特定を行い、26日には無人潜水機(ROV)による撮影を実施。途中、ROVのケーブルが引っ掛かり動けなくなるトラブルが発生したものの、潜水艦の潜望鏡とみられる構造物などの撮影に成功し、浦氏は「アルバコアを発見したと確信する」と報告しました。
調査チームは8月末に大型水中カメラを使い、詳細な海底探索を実施する予定です。現在、クラウドファンディングサイトのacademistでは、調査費用の寄付も募っています。
(大泉勝彦)
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