ニュース

スケブが表現の自由のための「スケブコイン」を発行 9月にZaifでの取引開始を目指す(1/2 ページ)

「NFTに関する事業に今後も関与する予定はない」

advertisement

 クリエイターにイラストの制作を依頼できるイラストコミッションサービス「Skeb(スケブ)」を運営するスケブ(東京都港区)は6月10日、暗号資産「Skeb Coin」を開発すると発表した。

 受託販売契約を締結し、2022年9月頃にSkeb Coinの発行及び資金調達、暗号資産交換所Zaifでの取引開始を目指す。調達された資金はSkebの発展に活用されるとしている。同社はブロックチェーン事業に参入するものの、「NFTに関する事業に今後も関与する予定がない」ことを明らかにしている。

 2021年2月に大手クレジット会社から複数の出版社に対して、商品の表題に「○○殺人事件」等の特定の表現がある商品では、クレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事実が発覚。表現の規制について参議院議員により問題提起が行われている。

advertisement

 こうした海外プラットフォーマーによる表現の規制が問題になっていることを背景に、日本の法令の範囲内で表現の自由が担保された決済手段としてブロックチェーンに注目した。

 Skeb Coinを用いて、既存のSNS上でクリエイターへの投げ銭が可能となるチップサービスも開発中で、利用にはSkebアカウントが不要となる見込み。Skebが規約とポリシーで定めていた「打ち合わせ禁止」や「ローカルルール設定禁止」等の制約はチップサービスにはなく、クリエイターがより自由で気軽に投げ銭やコミッションの受け入れが可能となるとしている。

 Skebの決済手段としてSkeb Coinが追加されるだけでなく、カイカエクスチェンジが提供する決済サービス「Zaif Payment」の決済可能資産にも追加される予定だ。個人開発者はベンチャー企業などでも決済手段として利用しやすくする。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  2. 猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
  3. 海で“謎の白い漂流物”を発見、すくいあげてみると…… 2億1000万再生された結末に「本当によかった」「ありがとう」【チュニジア】
  4. スーパーで売っていた半額のひん死カニを水槽に入れて半年後…… 愛情を感じる結末に「不覚にも泣いてしまいました」
  5. ワゴンに積まれていた“980円の激安デジカメ”→使ってみると…… まさかの仕上がりに「お得感がすごい」
  6. 難問の積分計算をホワイトボードに書き置きしておいたら……? 理系大学での出来事に「かっこいい」「数字でつながる感じいいな」の声 投稿者にその後を聞いた
  7. 「うおおおおお懐かしい!!」 ハードオフに3300円で売っていた“驚きの商品”が140万表示 「ガチのレアモンや……」
  8. 夫妻が41年ぶりに東京ディズニーランドへ→“同じ場所”での写真撮影時に「キャストの粋なサポート」明かす
  9. 25年も放置されていたマツダの名車が…… ピカピカに磨き上げられた初代RX-7に「とてもかっこいいクルマ」「素晴らしい仕事をしたね」
  10. 「大企業の本気を見た」 明治のアイスにSNSで“改善点”指摘→8カ月後まさかの展開に “神対応”の理由を聞いた