ニュース

友達の体に突然ウロコが生えて…… 人魚になった友達を“飼う”漫画が恐くも引き込まれる(1/2 ページ)

夏休みの間の怖くて美しい出来事。

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 友達が突然人魚になった……人でなくなった少女とその世話をする少女を描く漫画「適者生存」が「ちょっと怖いけど綺麗」「引き込まれた」と多くの読者を魅了しています。作者は漫画家の冬虫カイコ(@magomaggot)さん。


人魚になったミナミと、彼女を“飼う”ナギサ

 夏休み初日に突然ウロコが生えて歩けなくなったミナミ。友達のナギサは彼女を学校で見つけ、プールへと運びます。ミナミに毎日食べ物を運ぶナギサですが、ミナミはウロコが増え、やがて人間の食べるものを受け付けなくなってしまいます。

 困った末に、学校で飼っている金魚をミナミに与えたナギサ。金魚は彼女の口に合ったようで、ナギサはその後も金魚を与え続けます。ミナミのウロコはさらに増え、足は魚のしっぽのように。そして夏休みが終わりを迎え、学校の金魚も尽きたそのとき、ナギサは「生き物を飼うときは最後まで面倒を見るように」という教師の言葉を守るべく、ミナミに対してある行動に出ます――。

advertisement

金魚も夏休みも最後になり……

 次第に人ではなくなっていくミナミ。しかし変わっていくのは彼女だけではなく、ナギサもまた、彼女に与える食べ物を「エサ」と考えるようになっていきます。ナギサにとってミナミは友達なのか、「飼っている」何かなのか……夏休みが終われば消えてしまうその関係は、恐ろしくもありつつ、はかなさや切なさも感じられます。


友達の食事を「えさ」と思うようになったナギサ

 「適者生存」は冬虫さんの短編集『君のくれるまずい飴』に収録。冬虫さんは現在、このお話を原型とする『みなそこにて』をwebアクションで連載しており、1巻が6月16日、2巻が8月18日に連続刊行となります。

作品提供:冬虫カイコ(@magomaggot)さん

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  2. 「ご覧の通り、ひどい有様です」 ハードオフに1080円で売っていた“信じがたい状態の商品”に「どうして……」
  3. 70代両親「もう猫は飼わない」と決めていたが、家をなくしたシニア猫を引き取り…… 2カ月後の変化に「泣けてくる」
  4. 大量捕獲! 潮干狩り中、水たまりに手をつっこむとまさかの展開が…… 思わぬ生き物たちの姿に「潮干狩りの固定観念が崩れた」
  5. 実家の親のために作った「ネットにつながらなくなったら開ける箱」が話題 ルータ再起動の簡略化に「すばらしい解決方法」「マネしたい」
  6. 「これはヤバい」 ハードオフに6万6000円で売っていた“まさかの楽器”に仰天 「安すぎない?!」「家に欲しい」
  7. 1歳娘、パパの“高い高い”にハマる→謎ポーズの「もう1回!」が爆笑の290万再生 「想像してたやつじゃなかった笑」「“無慈悲な太陽”で草」
  8. モー娘。本気の「きつねダンス」 vs. DeNA桑原「誇張しすぎたきつねダンス」 どちらも頭から離れないと話題に
  9. 縁日の屋台に紛れ込んだ“超巨大金魚”にア然 金魚すくいの常識をブッ壊す光景に「やべぇw」「こんな豪華な金魚すくい見た事ない」
  10. 庭が無くてもイチゴが育つ! お手軽栽培で大量収穫→見事なオチに「吹き出したwww」「来年これやります」