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人間サイズの「必死すぎるネコ」たちが、新宿に出現!? “3D巨大猫”1周年記念展「新宿の中心で必死すぎるネコ 写真展」に行ってきた!(1/2 ページ)

写真展の主催者である沖昌之さんに話を聞きました。

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 クロス新宿ビル(東京都新宿区)2階特設スペースにて、猫写真家・沖昌之(@okirakuoki)さんの「新宿の中心で必死すぎるネコ 写真展」が開催中(2022年7月1日~7月17日)です。ねとらぼ生物部では、在廊中だった沖さんに同展ならではの魅力や、新著『ぎおんご ぎたいご にゃんこ』の“画期的な試み”についてお話を聞いてきました。


巨大なパネルがお出迎え

 同展は、JR新宿駅東口の大型街頭ビジョン「クロス新宿ビジョン」にて放映されている“3D巨大猫”こと「新宿東口の猫」とのコラボ企画。クロス新宿ビル1階「CAFEリトルパステト」では、放映開始1周年を記念したコラボカフェ「リトルパステト×新宿東口の猫」が開催され、「クロス新宿ビジョン」では新作動画「新宿東口の猫~あたらしい部屋編」が7月1日より放映されています。


コラボカフェは新宿東口の猫が放映されてるビルの1階にあります

 コラボカフェでは、期間限定ドリンクや猫型クッキー、「新宿東口の猫」グッズが販売中。期間限定ドリンクは「オレンジティー」「レモンスカッシュ」の2種類で、甘みを感じるオレンジティーとさっぱりとしたレモンスカッシュはどちらも飲みやすく、欲張りな筆者としては「2つとも注文するのもいいな」と思いました。ちなみに猫型クッキーは、1枚1枚店で焼いているため、時間帯によっては売り切れていることもあるとのこと(筆者が訪れた夕方の時間帯もすでに売り切れでした……残念!)。

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これはオレンジティー

こっちがレモンスカッシュです

 「新宿の中心で必死すぎるネコ 写真展」では、沖さんが撮影した作品24点を巨大パネルやタペストリーで展示。巨大パネルは成人男性くらいの大きさで、SNSの画像や写真集から感じる“必死すぎるネコ”たちの自由気ままな雰囲気がより伝わります。

 また、沖さんの新著『ぎおんご ぎたいご にゃんこ』の発売を記念した「ぎおんご ぎたいご にゃんこ 1枚ならプリント持っていってもいいよー 写真展」も併催中。同書は沖さんの写真に擬音語を割り当て、その擬音語の意味や用法を添えた辞典のような写真集です。同書に掲載されているページを展示している他、お気に入りの1枚を持ち帰ることができます。どのプリントもすてきで、どれにしようか迷ってしまいます!


最新作のプリントを1枚お持ち帰りできます

どれを選ぶか迷いますね

注意書きは読んでおきましょう

筆者が持ち帰ったブロマイドです

 なお同書では、“皆が幸せになれる”画期的な試みを初めて実施したとのこと。在廊中だった沖さんに、同展の見どころと併せて詳しくお話を聞いてみました。

――今回の写真展の見どころを教えてください

 沖さん:今回は「猫ちゃんが人と同じくらいの大きさで立っていたら面白い体験ができるかな」と思って、猫ちゃんの写真を縦長かつ自立式にしてみました。SNSで発表している同じ写真でも、展示ならではの視覚的な面白さやインパクトがあると思います。

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 ちなみに会場の入り口から見ると、猫たち皆がこっちをのぞいているように展示しています。入ってすぐに“皆がこっちをのぞいている”状況がシュールだなと思って。巨大な猫と自撮りもできるし、視覚的にも圧巻です。「巨大なサイズでも猫ってかわいい」という新しい発見や体験をしてほしいですね。

――確かに、インパクト抜群です。展示の仕方や選ばれた作品1つ1つにこだわりを感じます!

 沖さん:大きいサイズだとやっぱり、“自分が動きながら通り抜ける”っていう面白さがあると思います。また写真家としては大きなプリントだと、景色がきれいで猫がいる……みたいな構図をやりたくなるし、多少荒くなっちゃうのは分かってるんですけど、「猫をでかくしようぜ!」「人と同じ大きさの猫を見てほしい!」と思い切ってトリミングしました!

――ちなみに開催の経緯は?

 沖さん:2022年3月に開催した写真展「必死すぎるネコ~一心不乱 篇~」に、新宿東口の猫のエグゼクティブクリエイティブディレクター・山本信一さんが遊びに来たのがきっかけです。僕の猫の写真と新宿東口の猫に似ているところを感じる、ここでイベントをしてほしい、と声をかけていただいて、新宿東口の猫が7月に1周年記念ということで展示しようとなりました。

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巨大な猫がこちらを見ています

――新著の『ぎおんご ぎたいご にゃんこ』では“サイン本の取り寄せ企画”という画期的な試みを実施したとのことですが

 沖さん:はい、僕としては初の試みです。以前からサイン本を取り扱うのはハードルが高く、サイン会も都市部での開催なので、地方のファンの方から「入手できない」という声が届いていました。どうにかならないかと相談したところ担当の方が考えてくださって、“サイン本を取り寄せできる”システムを作ってくれました。

 都市でサイン会をしているから「自分は絶対もらえない」と諦めていたファンの方にも、自分の家の近くの書店で“サイン本が取り寄せできる”この企画は喜んでいただけると思います。あと、僕は書店が好きで、書店さんに応援してもらって写真集が売れているので恩返しができたらいいなと思ったこともきっかけの一つです。サイン本を買うついでに書店で他の書籍も買ったり、見てくれたりするとうれしいですね。

(了)

 ファンのみならず書店など、沖さんと関わる全ての人が幸せになれる試みなんですね。ちなみに、『ぎおんご ぎたいご にゃんこ』のサイン本には生写真が付くとのことなので、購入を検討している人は早めの取り寄せがおすすめです(サイン本の申込み締切日は2022年7月29日まで)。詳しくはキャンペーンページをチェックしてくださいね。

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新宿東口の猫の性別の紹介するパネルもありました

 暑い夏に冷たいドリンクを飲みながら猫いっぱいの空間で過ごせてとっても癒やされました。また、カフェや展示会ではブロマイドなどのグッズを販売しているので、気に入ったら購入してみるのもいいかもしれません。


沖さんのポストカードはカフェや写真展で販売中です
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