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意味不明なラベルで人気の群馬県地ビール新作が最高に“パンク” 「どうしてクリームパンは足の形してるのダーリン?」(1/2 ページ)

コンセプトは「終わらないコロナ禍を背に、冬に旅に出た彼女への手紙」。

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 見た人の脳を揺さぶる強烈なラベルで有名な群馬県太田市のクラフトビールブランド「CHROA」が夏の新作を発売しました。今回のテーマは「パンク」。「どうしてクリームパンは足の形してるのダーリン?」と1文目から絶好調です。

新作のラベル

どうしてクリームパンは足の形してるのダーリン? クロワッサンなあの子がパンクな仔犬のように甘えるスーサイドベーカリー。顔のない向日葵が差し出す紅茶にモルトを絡めた液体はエルビスのグランジハート味。口紅で窓にGood byeと書いた大人のロンドンズバーニング。背泳ぎで自由形に挑むようなあの子の生き方 ダキシメタイ。

――CHROA GIRL FRIEND

 「お前は今幸せか?」「麦芽娘のヘブン状態な味わい」「お前の愛はハイオクか?」など、これまでも数々の名言を作り上げてきたCHROAの2022年の新作は「GIRL FRIEND」。世の中のせせこましい常識に立ち向かう、パンクなあの子の生きざまがテーマになっています。

パンクな衝動にあふれるポスター

 ポスターもパンク感満載で、轟(とどろ)く「瀑音」の衝撃に少女の肉体が崩壊するデザインは、初めてパンクを聞いたときの初期衝動を思わせます。タンクトップに書かれた「KILL YOUR IDOLS」も気になるところ。

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瓶が3本並んでるバージョンも
群馬県がギターに。確かに似ている……

 今回のラベルも通常の商品説明から離れた、解釈の難しい詩となっていますが、それもそのはず。CHROAのコンセプトは「ビール業界にないファッション感覚と人間のサガやタブーを味とデザインでストレートに表現していく」というものなのです。味だけではなく、その芸術性もろとも、全身で浴びるように引き受けましょう。さすれば道は開かれる(?)。

 そんなCHROAのプロデューサーである片岡達也(@kataoka12201905)さんは、ホームレスから世界的ファッションホイールデザイナーとなった異色の人物。今回も片岡さんに新作のコンセプトについて尋ねました。

「CHROA」プロデューサー・片岡達也さん

 


 

――今回の紹介文は非常にロックでパンクなテイストになっていますが、どのようなコンセプトなのでしょうか?

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片岡さん:今回は数年前、向日葵(ひまわり)の咲く夏のベーカリーカフェで、毎日昼からビールに紅茶を混ぜ一人飲んだくれてた、水分パンクな仔犬のガールフレンドに捧げました。コロナ禍で歌う場所を奪われた彼女の憂鬱ですね。終わらないコロナ禍を背に、冬に旅に出た彼女への手紙です。

――新作のラベルでは犬が写っていますが、クマの「マディ」やうさぎの「VIVIAN」と同様に名前はあるのでしょうか?

片岡さん:制作当時はフランダースの犬と同じ、パトラッシュでしたが、作り込むうちにグランジな向日葵に囲まれた異様で狂気なパンク犬に変貌し、名前はトラッシュ(TRASH)になりました。

――ポスターでモデルが着用するタンクトップには片岡さんの写真がプリントされていますが、その上に「KILL YOUR IDOLS」と書かれているのが気になりました。こちらのポスターに込めた思いを教えてください。

片岡さん:「KILL YOUR IDOLS」そのパンクなガールフレンドの腕に刻まれてたTATOO文字です。彼女は俺の心の中に憧れの存在がいるでしょ。そのアイドルを私が塗り替えてやるよ。と言ってましたね。

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 片岡さんのパンクな思いが込められた新作「GIRL FRIEND」は、7月16日発売です。

商品情報

  • 商品名:GIRL FRIEND
  • スタイル:スペシャリティセッションセゾン
  • アルコール度数:3.5%
  • 商品説明:プロデューサー片岡氏より、今期のブランドテーマはパンク。そして片岡氏がベーカリーで出会ったパンク女子との物語を醸造がインスパイア。ビールに高級紅茶茶葉を使用し作り上げた、クロア新作 ガールフレンド。レモン色の液体から突き上げるドライな感覚を。

※画像提供:CHROA(Twitter/公式サイト

 

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