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妻の“初恋の人”のフリを続けるおじいさん、彼が神様に願うのは―― 夫婦の愛描く漫画に「ボロ泣きした」「うるっとしてしまった」(1/2 ページ)
『アンテン様の腹の中』の一編。
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自分を「初恋の人」と思い込んだ妻のため、初恋の相手のフリをし続けようとする男性の漫画が、多くの読者の涙を誘っています。
長年連れ添った宏明と路子の夫婦。しかし今の路子は宏明を初恋の人と思い込み、彼を「直明さん」と呼んで、直明の得意だったオルガンを弾いてほしいとせがみます。直明は宏明の兄でもあり、若い頃に兵隊に取られて亡くなっていました。
路子のため、兄のフリを続ける宏明。かつて兄が彼女に贈った自作の曲を弾きたいと思っても、難しくて弾くことができず……そんな折、彼は「大切なものを渡すと願いをかなえてくれる」と言われる神様・安天様の神社に迷い込みます。
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彼が安天様に願ったのは、「兄の曲を弾けるようになりたい」という願い。妻が一番幸せだったころを思い出せるように、兄になりきって弾いてあげたい、そんな彼の願いを聞き届けた安天様。彼が家に返ってオルガンを弾いてみると、ずっと前から弾けるかのように指が動いて曲を奏でます。その演奏を聴いた妻は――。
夫婦の深い愛情を描き、「ボロ泣きした」「うるっとしてしまった」などの声が寄せられたこのお話は、夜諏河樹(@yosuga_0604_)さんが「ジャンプ+」で連載中の『アンテン様の腹の中』の一編。同作は、「大事なものを捧げると、対価に応じて願いをかなえてもらえ、死んだら全てを失う」力を持つ“アンテン様”と、さまざまな願いを持つ人々を描いたオムニバス形式の物語となっています。現在単行本が2巻まで発売されており、Twitterで話題になった「私とワルツを」は1巻に収録されています。
Webでは一部エピソード、アプリでは初回を無料公開中。2巻は戦乱の時代に生きた姫と侍女の物語の単話エピソードを収録
7月の2巻発売にあわせたPVも公開中
(C)夜諏河樹
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