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映画「エルヴィス」のビッグ・ママ・ソーントン役俳優、44歳で亡くなる 幼い子どもが発見し隣人が通報

サントラで彼女の歌声が聴ける。

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 7月21日(現地時間)、映画「エルヴィス」にビッグ・ママ・ソーントン役で出演した米歌手で俳優のションカ・デュクレが44歳で亡くなりました。幼い子ども2人と住んでいたテネシー州ナッシュビルのアパートで亡くなっているのを発見されたとのことです。


ビッグ・ママ・ソーントンを演じたションカ・デュクレ(画像はションカ・デュクレのInstagramから)
悲しすぎるニュース……

 メトロポリタンナッシュビル警察の発表では、殺人の痕跡はないとのこと。また、ションカは幼い子ども2人と住んでいたアパート内の寝室で亡くなっており、子どもの1人が反応のない母親を発見し隣人へ助けを求め、9時27分に隣人より通報があったとのことです。

 この発表にファンからは、「彼女のキャリアが爆発的に伸びる矢先で、悲しい。助演女優賞も逃してしまった」「映画への出演をとても喜んでたのに」と大作に出演しこれからであった彼女のキャリアを残念に思う声や、幼い子こどもを残して逝ってしまったことにやりきれなさを感じる声が多く寄せられました。

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バズ・ラーマン監督と撮影現場で(画像はションカ・デュクレのInstagramから)

 ションカが作中で演じたビッグ・ママ・ソーントンは1952年に、世間的にはエルヴィス・プレスリーの歌唱で知られる「ハウンド・ドッグ」を最初にレコーディングし、ジャニス・ジョプリンにも影響を与えたR&Bシンガー。マイクを必要としない声量、ジェンダーを自由に行き来するようなパフォーマンススタイルなどで音楽史に名を残しています。

 同作が初めてのメジャーな仕事であったションカですが、6月には米Essence誌とのインタビューで、バズ・ラーマンとそのチームがナッシュビルにやってきたとき、友人が送ったテープによってたまたまこの大役をオファーされたと明かしていました。

 また、アルバム「Lady Sings the Blues」を製作中でそこへビッグ・ママ・ソーントンの曲も入れるとし、「女性がブルースを歌うというのは、それは別のところからやってくるもののように感じる。そして人々は違った方法でそれを受け取る。女性がブルースを歌うということは、とても重要なこと」と語っていました。

 ションカの歌声は6月24日に配信開始され、7月29日にCDが発売される同作のサウンドトラックでも聞くことができます。また、ドージャ・キャットと共演したシングル「ヴェガス」も先行発売されています。

ドージャ・キャットと共演したリードシングル「ヴェガス」。帽子を被っているのがションカ
「エルヴィス」予告編

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