幻のオオクワガタを発見!→天然、それとも放虫? 見分け方の解説が「説得力あります」「これは天然っぽい」と話題に
夏におすすめの知識。
YouTubeチャンネル「くろねこチャンネル」に投稿された、オオクワガタの「天然」と「放虫」の見分け方を解説した動画が「興味深い」と話題になっています。動画は記事執筆時点で2万6000回再生を突破。
撮影場所は、四国・讃岐山脈。香川県に住む投稿主・くろねこさんは、いつものようにクワガタを探しに山の中まで出かけました。木に止まっているのはオオクワガタのメス。幸先の良いスタートです!
メスがいた木のすぐそばに、オスを発見しました!オオクワガタの成虫は、そのほとんどが夜行性で、昼間はクヌギやナラ類など、樹液が出る大木の洞(うろ)などに隠れています。夏には樹洞を縄張りとしたオスのところに、子孫繁栄のためにメスがたくさん訪れるので、メスを見つけたらオスも探してみるといいとのこと。
「果たして天然ものなのか……?」投稿主さんは捕獲したオオクワガタを家に連れ帰ってじっくり調べてみることにしました。
まずはサイズを計測します。日本では最大級のクワガタであるオオクワガタは、1990年代に巻き起こったクワガタブームの際には「黒いダイヤ」と呼ばれ人気に。1ミリ単位で価格が大きく変動したため、飼育個体はどんどん大型化を競いました。そのため、80ミリ超などあまりにサイズが大きい場合、「天然ではないのでは……?」との疑いも出てきます。
見分け方の1つに、ディンプルの有無があります。「ディンプル」とは「へこみ」のことで、羽化したときに何らかの理由で変形したりへこんだりしてしまうこと。今回捕獲した個体にはそれがなく、きれいなままなので、天然の可能性が高いのです。メスも「黒いダイヤ」さながらにピカピカ輝いていますね!
それから、身体の薄さにも注目です。良い餌を十分与えられて育った飼育個体は、天然ものより厚みがあることが多いのだとか。
そして最後は飼育個体を自然界で見掛ける理由である、飼えなくなった昆虫の「放虫問題」と関わってきます。今回入ったような人里から遠く離れた山までわざわざ放虫しにくる可能性は低く、かつオオクワガタは行動範囲が狭いということ……。
どうやら、投稿者さんが捕獲したオオクワガタは「幻」の天然ものの可能性が高そうです!
希少な天然同士での繁殖を目指している投稿主さんには、「ここから国産オオクワガタのくろねこ血統の歴史が始まるかもしれないと考えると楽しくなってくる」「天然の判断理由納得できる」といった声が昆虫を愛する人々から寄せられました。
日本国内のレッドリストで絶滅危惧2類に指定されているオオクワガタ。現状、採取は禁じられていませんが、今後姿を見られなくなる可能性があります。天然ものの血統が続いていくことを期待しています!
投稿主さんはYouTubeチャンネル「くろねこチャンネル」とTwitter「くろねこチャンネル」に、各種クワガタやカブトムシを中心とした昆虫採集やブリードなどの情報や動画を投稿しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「くろねこチャンネル」さん
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