ニュース

「嫉妬覚えるくらい天才」「絶対伸びる」―― 知る人ぞ知るSFショートアニメの奇才「教室隅の男・その名はジャック」に聞く創作の裏側(1/3 ページ)

「長編の映画作ったら絶対円盤買う」「世界観に魅了されました」などの声が寄せられています。

advertisement

 YouTubeやTikTokなどのショート動画が盛り上がっている昨今、“奇想天外な発想”“秀逸な構成”のSFアニメで人気を博しているクリエイターがいます。その名は「教室隅の男・その名はジャック」。YouTubeチャンネル登録者は約5万人という、今はまだ知る人ぞ知る奇才の裏側に迫りました。

 「教室隅の男・その名はジャック」さん(以下、ジャックさん)は、2022年1月に動画投稿を始め、8月現在では約150本の動画をYouTubeチャンネルに投稿しています。その魅力として真っ先に挙げられるのは、独特な設定。例えば、「妖精にIQ1兆を願った結果、街に浮かぶ巨大な脳になってしまう」という話(「巨大脳」)や、「短い間隔で流れる異世界の映像に、現実世界が侵食されていく」という設定(「サブリミナル効果」)などがあり、一目見るだけでその奇想天外な世界観にグッと引き付けられてしまいます。

 そんな独創的な発想を見事なまでにまとめ上げる構成力もまた、ジャックさんの大きな魅力の1つです。短い動画ながら二転三転する展開と秀逸なオチには、「うーん、なるほど」とうならずにはいられません。特に、「窓辺の君」や「自白する像」など少し長めの作品を見た後は、重いテーマもあいまって、映画を1本見終わった後のような感覚に襲われます。

advertisement

 また、そうしたプロットの面白さはもちろんのこと、絵のタッチや細かい演技の使い分けなども、非常に魅惑的です。舞子の姿をしたスマホのアンドロイドと男の、切なくも優美な関係性を描いた「shihatsu」という作品は、もはや芸術的ともいえる作画となっています。さらに、絵を書くことが趣味の男の子をフィーチャーした「創作」では、状況に応じて声質や話し方を変えていて、それがこの作品の味を一層際立たせています。

サムネにもなっている「shihatsu」の1シーン。どこか不穏な美しさを醸し出す

 コメント欄は「嫉妬覚えるくらい天才」「狂気の奇才」など、才能を褒めたたえる声や、「絶対もっと伸びるべき」「長編の映画作ったら絶対円盤買う」のように、さらなる活躍を願う声であふれています。編集部では、ジャックさんに、動画制作の裏側や今後の展望などについて尋ねました。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「ロッチ」中岡、顔にたっぷり肉を蓄えた激変ショットに驚きの声 「これ…ヤバいって」「すごい変身っぷり」
  2. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  3. 「東京チカラめし」約2年ぶりに東京で“復活” まさかの出店場所に驚き「脳がフリーズしそうに」
  4. 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
  5. 「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネットで批判続出
  6. 「新紙幣出てきたんだけど」 レジで“千円札”見た若者がポツリ→まさかの正体にショック広がる 「そうだよねえぇ」
  7. 大谷翔平がエスコート 真美子さん「ドジャース奥様会」に再び登場で頭ひとつ抜き出る
  8. 16歳お姉ちゃんと0歳弟、赤ちゃんが泣くとすぐに抱っこして…… 愛をそそぐ姿に「愛しさ溢れてて号泣」「いいね1万回押したい」
  9. 地元民向け“バリカタ仕様”の袋麺だと思ったら……思わぬ落とし穴に「トラップ仕掛けられてる」「自分も引っかかった」
  10. 川をせき止めるほどのゴミ→ボランティアがを徹底的に掃除したら…… 見違える変化に驚き