サッカーロシア代表、2024年欧州選手権から除外とUEFAが発表 ベラルーシ出場禁止要請されるも参加
“追って通知があるまで”続くそう。
9月20日、欧州サッカー連盟(UEFA)の執行委員会が会合を開き、10月9日に独フランクフルトで行われる2024年欧州選手権の予選抽選会からロシアが除外されることを発表しました。2月からウクライナへの侵攻を続けるロシアの全チームは同月28日のUEFAと国際サッカー連盟(FIFA)による決定で、国際大会への出場を禁止されていました。
また、ロシアサッカー連盟は2月28日の決定を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ訴えていましたが、7月に却下されていました。UEFAによる今回の決定はこの「2022年2月28日のUEFA執行委員会の決定と、2022年7月15日のスポーツ仲裁裁判所による決定」を受けたものだとされています。
さらにロシアサッカー連盟も「ロシア代表は、10月9日にフランクフルトで開催される2024年欧州選手権の予選抽選会へ参加しない」と発表。これは2月のUEFA執行委員会による決定に起因し、“追って通知があるまで”継続されるものとされています。
現在はまだ出場禁止処分を受けていないベラルーシについても、政府のロシアへの協力的な態度を非難され、独ナンシー・フェイザー内務大臣がUEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長へ署名入り書簡で出場停止を要請。書簡は受理され要請は正式なものとなりましたが、今回ベラルーシはウクライナとは別の組での参加が認められています。
UEFAは2月28日の発表から、ロシア企業のガスプロム社との契約を打ち切ると発表。ロシア代表は3月の2022年カタール・ワールドカップ欧州予選では不戦敗となり、7月の欧州女子選手権ではすでに出場権を会得していたロシアのかわりにポルトガルが出場しました。
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世界的に有名なチームもあり、一時停止されれば影響は大きそうです。
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