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「ガルプラ」出身スー・ルイチー、強気キャラは努力で手に入れた 自信が持てない人へ「自分の“いいところ”を素直に受け入れて」(2/3 ページ)

好きな日本語は「エイエイオー」

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ねとらぼ海を渡る

アーティストこそ天職 挫折を繰り返しても諦めなかった夢

―― ガルプラに至るまでも複数のグループでの活動を経験されていますね。平たんな道のりではなかったと想像しますが、どうしてアーティストの夢を諦めずにいられたと思いますか?

ルイチー 正直、諦めかけたときもありました。そのときは親の応援や支えが大きかったです。よく自分に言い聞かせていることですけど、私は“この仕事が一番、自分に向いている”と信じているんです。だから「一番向いているなら、最後まで諦めずに頑張るべきじゃないの?」と言い聞かせてやってきました。

 もちろん冷静に自分の実力や状況を見極めた上で判断したことですが、自分のことを信じて「その道は間違っていないよ」と唱え続けることが大切なんじゃないかな。

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―― ここでも自信の話につながるんですね。

ルイチー 途中でくじけそうになるときも、やっぱり信念はとても大事。自分に一番向いているのはアーティストで、私には実力があるとちゃんと冷静に分析しなくちゃ。

 「ちょっと運が足りなかった」「今がタイミングではなかった」。うまくいかないときにはそう思うようにしていましたし、何より自分を信じることが重要です。

―― 作詞に関わったシングル「燎」には、まさにそういった思いが込められていると感じました。

ルイチー 歌詞にも書かせていただいたんですけど、「(不死鳥が)灰になって生まれ変わる」という歌詞は、逆転する、皆さんの固定観念をぶち壊してまだまだやってやるという強い信念を持って歌わせてもらいました。

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―― 日本語版も歌われていますが、難しさは感じましたか?

ルイチー 発音! シンプルに発音が難しかった……。中国語とはかなり違っていて、私がパッと聞いても違いが分からなかったりします。でもディレクターさんからは「ちょっと違う」と……。「同じじゃない? どこが違うの?」という部分が多かったので、そこが一番難しかったです。

―― 今回この曲で、一発撮りパフォーマンスを見せるシリーズ「THE FIRST TAKE」への出演が決まりました。収録の思い出は?

スー・ルイチー (Sury Su) - The Phoenix / THE FIRST TAKE

ルイチー 終わってからは、シンプルにほっとしました。重圧から解放されたというのがまず何より。最初はめちゃくちゃ緊張していて、歌い出したときは手も震えていました。失敗が全く許されない緊張感たっぷりの現場で、プレッシャーも大きくて。

 最初のうちは気持ちの整理も全然できなかったんですけど、入り込んでからは普通に歌えたんじゃないかな。もしまた機会があれば挑戦してみたい。もっと努力して実力をつけて、やってみたい!

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―― 「ここを見てほしい」というアピールポイントは?

ルイチー んーー……(悩んで)最後まで見てください! 途中でやめないで。何回も見てください!(笑)

スー・ルイチー (Sury Su) - 摘星 Seize The Light / THE FIRST TAKE

好きな日本語は「エイエイオー」 目標は日本でのライブ

―― アーティストとして自己プロデュースする上で心掛けていることはありますか?

ルイチー 基本的に、ステージ上のパフォーマンスを一番大事にしています。自分の魅力、自分の個性を最大限引き出せるように心掛けました。

 プライベートでは本当に自然体。ステージ上の自分とはギャップがあると思うんですけど、そこは関係なくリアルな自分として飾らないまま見せています。その差はわりとつけているかも?

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―― ファンの間ではクールなパフォーマンスと、おちゃめな普段のスタイルのギャップが愛されていますが、ご自身でその自覚はあるのでしょうか?

ルイチー ステージに上がったときの自分も自分ですし、プライベートの自分も自分。自分ではそう認識しているんですよ(笑)。

 ただ、ステージに上がるとどうしても、どういうパフォーマンスで、どういう表情で見せるのかを常に考えてしまう。この曲にはどういうメッセージが込められていて、どういう風に表現できるのか、そればっかり。でも一度ステージを降りたら「私の性格はこうだからね!」みたいな(笑)。

 ちょっとファニーだったり、友人と常に冗談を言い合ったり、もともとそれも素の自分。どちらも作っていない“私”です! 皆さんには、それを楽しんでいただければいいのかな。


おちゃめな性格とクールなパフォーマンスのギャップが魅力

―― 7月の来日では、空港でファンと会ったそうですね。日本のファンとは初対面かと思うのですが、いかがでしたか?

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ガルプラでしのぎを削った川口ゆりなさんとも再会

ルイチー 日本のファンの皆さんとは、オンラインでのお話し会を1回やったきり。ガルプラのときは日本から応援の映像メッセージをいただいたり、手書きの手紙をいただいたり。オフラインでお会いしたのは今回の空港が“初めまして”でしたね。

 残念ながら私の日本語能力が追い付かず、あいさつ程度しかできなくて。今後は日本語を勉強して皆さんとコミュニケーションをとれるように頑張りたいです!

―― 再来日の可能性を含めて、今後のプランはありますか?

ルイチー ソロアーティストとして、まずはライブをできるように頑張りたい。もっといい作品を出せるように。日本のファンの皆さんと早くお会いしたいですし、もっと皆さんが自慢できるような、世間に認められるようなソロアーティストとして頑張っていきたいです。

―― ライブ! まさにファンが望むプランです。「日本語はまだまだ」と仰っていましたが、日本の漫画やアニメがお好きだとか。学びになっている面はありますか?

ルイチー 小学校のころは『FAIRY TAIL』が大好きで、たくさんの日本語を覚えました。専門用語というか、アニメに登場する言葉ばかりですけど(笑)。一番好きな日本語は「エイエイオー!」(拳を突き上げる)。ドラマで見て覚えました。よくアニメから勉強しています!

―― まさかの「エイエイオー」! ぜひステージでも披露してください(笑)。

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